2015.7.28 シンポジウム「新安保法制にはまだまだ議論すべき点が残っている」

7/28 「21世紀の憲法と防衛を考える会」主催
シンポジウム「新安保法制にはまだまだ議論すべき点が残っている

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 日本の防衛について、私はほとんど何も読まないできているので、このサイトは参考になります。
 「活動の予定と記録」から、過去のシンポジウム記録を拾い読みしています。皆さんも是非どうぞ。
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鶴見俊輔さん、逝去

戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 
知の巨人たち 第二回 鶴見俊輔 

前編



戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち 第二回...
投稿者 yukubo_shin


後編


TSURUMI02 投稿者 open_box
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島根大学で安保法案反対集会

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わたしの『やめて』 転載

わたしの『やめて』

 くにと くにの けんかを せんそうと いいます

 せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」
という だれかの いいわけで はじまります
 せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます
 せんそうは はじまると だれにも とめられません

 せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい
 せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます
 せんそうは てや あしを ちぎり こころも ひきさきます

 わたしの こころは わたしのもの
 だれかに あやつられたくない
 わたしの いのちは わたしのもの
 だれかの どうぐに なりたくない

 うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
 そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためじゃない

 げんこつで ひとを きずつけて えらそうに いばっているよりも
 こころを はたらかせて きずつけられた ひとを はげましたい

 がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない
 がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない
 がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない

 じぶんや みんなの いのちを だいじにして
 いつも すきなことを かんがえたり おはなししたり したい
 でも せんそうは それを じゃまするんだ
 
 だから
 せんそうを はじめようとする ひとたちに
 わたしは おおきなこえで 「やめて」 というんだ

        じゆうと へいわの ための きょうだい ゆうしの かい
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The New York Times 2015/7/20付 社説

 The New York Times 2015/7/20付 社説
 Japan Wrestles With Its Pacifism
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2015年夏祭り風景:長野市権堂アーケード街

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画像が拡散され目だったせいか、取り外されたらしい・・・

「降ろさせたのは誰?(怒)」


 それは・・・ 
 毎日さんが取材しました。
 七夕飾り:安保法案批判の垂れ幕撤去…
 毎日新聞 2015年07月25日

 長野市中心部の商店街「権堂アーケード」で、商店主が、安全保障関連法案などを批判する垂れ幕の付いた七夕飾りを設置したところ、「祭りにふさわしくない」との意見が市などに寄せられ、自主的に撤去したことが分かった。商店主の50代男性は「今声を上げなければと思ったが、周囲に迷惑がかかるので撤去した」と話している。

 500メートルの権堂アーケードでは、商店街協同組合主催の七夕祭りが開催され、8月7日まで協賛企業などが作った約100種の飾りがつるされている。

 商店主の男性は21日、「戦と書きアンポと読ます」「わが子も孫も人を殺(あや)める」と安保法案への異議など、自ら考えた14種の標語を垂れ幕7本の裏表に書き、つり下げた。垂れ幕がツイッターなどで写真付きで拡散したこともあり、「七夕にふさわしくない政治宣伝。事実をねじまげ宣伝している」といった批判が市に数件寄せられた。市担当者は24日、批判があったことを伝え、商店主は同日、垂れ幕を撤去。市産業政策課は「市として撤去を要望したことはなく報告しただけ」と説明している。【巽賢司】
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動物保護活動の基本と手順ー元の飼主を探せー

不明の猫を7年ぶり発見、新旧飼い主で所有権争い 米
2015.07.21 Tue posted at 17:03 JST

 米カリフォルニア州で1匹の猫の所有権が争われています。
 「ワイリー」と「デービッド」の2つの名を持つ猫。

 ティファニー・メスタスさんは2005年に赤ちゃん猫を引き取り、哺乳瓶で育てた。
 「デービッド」と命名された猫は順調に育ったが、2年後の引越しの際、逸走して行方不明に!
 メスタスさんは愛しの「デービッド」の行方を必死で探したが、手掛かりがないまま年月が過ぎた。
 ところが2014年、マイクロチップ会社が、「デービッド」の登録情報の変更届けが出されていると知らせてきた。

 変更届の主はテレス・ウェゾレックさんと判明。
 どうやら「デービッド」は、メスタス家を逸走後、ボランティアさんに保護されていたらしいのだ。 
 ウェゾレックさんは2010年に保護施設から「デービッド」を引き取り、「ワイリー」と名付けた。
 2014年、「ワイリー」にマイクロチップが装着されている事に気付いたのは、動物病院だった。

 さて、「デービッド」がウェゾレック家に来るまでの過程で、一度もマイクロチップ検査が行われなかったのは奇妙な事だ。
 そう思いませんか?
 ボランティアも保護施設も、何故、調べなかったんだろう?
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「 日本の動物福祉最前線 インタビューシリーズ 」

 「ノミダニフィラリア.com」さんのセーブペットプロジェクトが、「日本の動物福祉最前線 インタビューシリーズ 」を開始しています。第三回は公益社団法人日本動物福祉協会特別顧問の山口千津子獣医師です♪

 前編 後編



(抜粋) 法整備の必要性について痛感するきっかけになった、1980年代に川崎市で起きた猫の脚切事件です。
 川崎市で近所の猫に畑を荒らされたことに腹を立てたある住民が、畑にトラバサミを仕掛けて猫を捕え、植木用のハサミで脚を1本切断してしまったのです。猫は血を流しながらもなんとか自分の家に戻り、飼い主さんが急いで動物病院に連れていきましたが、出血多量で結局安楽死の道を選ばざるを得ませんでした。

 当時はまだ昭和48年に制定された旧動物の保護及び管理に関する法律(以下動物保護法)が適用されていて、動物虐待をしても「3万円以下の罰金」しか科されない時代。加害者本人も「畑を荒らす猫を退治して何が悪いんだ」と開き直って、週刊誌に堂々と写真入りで登場していました。
 器物損壊罪で訴えた方が罰を重くできるという意見もありましたが、私たちは動物保護法改正の必要性を訴える意味で、あえて動物保護法違反で告発しました。

 この裁判はマスコミにも注目されてテレビのワイドショー等で取り上げられ、各地から様々な意見が寄せられたのですが、困ったのは加害者への嫌がらせをする人が出てきたことです。
 結果として加害者には5万円の罰金刑が科されたのですが、加害者の自宅の塀に赤いペンキが撒かれる事件が起きました。こんなことをしてしまうと「やはり動物愛護関係の人は、非常識だ」と思われてしまい、何もいいことはありません。動物虐待の罪を犯した人は「感情」ではなく、法律で裁かれるべきなのだ、そのための法律(動物保護法)があることを広く知らしめねばならないことを痛感しました。

 日本の動物の愛護及び管理に関する法律(以下動物愛護管理法)では「虐待」の定義があいまいなため、ある人が虐待だと思う行為でも他の人にとってみればそうではない…という食い違いが起きてしまうのが問題ですよね。まずは、裁判で虐待だと認められた例をみんなで共有し、それに類似した事件には怖気づかずに、どんどん法律を活用してみることです。法律は国民のためのものですから、国民が活用して育てていかねばなりません


 
 付け加えるならば、裁判資料も原則公開し、社会で共有しなければ始まりません。
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【安保法制を許すな!】労組、「ならば、斬るぞ」ストライキの構え

安保法案:今こそ「伝家の宝刀」 労組、スト権確立続々と
毎日新聞 2015年07月15日

 政府・与党が安全保障関連法案の成立を目指して突き進む中、労働組合で同法案に反対してストライキを構えようという動きが広がっている。ストライキは春闘の賃上げ交渉の手段にとどまらず、かつては日米安保条約改定などに反対する際にも「政治スト」として盛んに行われたが、1970年代半ばをピークに件数は減少の一途をたどってきた。だが、国民の間で安保法案への危機感が高まる中、「伝家の宝刀」が再び注目されている。【東海林智】

 ◇出版労連

 出版労連(大谷充委員長、4500人)は7月10日に東京都内で定期大会を開き、産別統一スト権として「言論・出版・表現の自由を守り、憲法改悪に反対するストライキ権」を、賛成多数で確立した。スト権を巡る議論では、「若者がアレルギーを持ってしまうかもしれない。丁寧な説明を」などの意見もあったが、執行部は「産業を守る意味でも、表現の自由が脅かされかねない安保法案や憲法改正に反対する」などと訴え、賛同を得た。

 スト権は今後、出版労連に加盟する組合ごとに批准の手続きを取り、行使できるようにする。本部が全体でのストや指名ストなど方針を示し、抗議活動などに参加する。労連の平川修一副委員長は「経営者に打撃を与えるのが目的のストではないことが理解してもらえた。経営者も反対の意思表示に加わってほしい」と話す。

 ◇医療・印刷

 医療現場で働く看護師らで組織する日本医労連(中野千香子委員長、15万人)は、今月22日から開く定期大会で、産別統一スト権の6項目の中に「戦争法案・憲法改悪阻止」を入れた。温井伸二・書記次長は「経済ストと違ってハードルは高かったが、戦争が起きれば私たちは真っ先に巻き込まれる。労組として反対の意思を明確に示す必要があった」と、ストを提案する理由を語った。

 さらに、印刷業を中心とする全国印刷出版産業労働組合総連合会(是村高市委員長)でも、北海道の組織が安保法案と憲法改正に反対するスト権をいち早く確立した。東京や京都でもスト権確立が議論される予定だ。

 厚生労働省の統計によると、半日以上のストライキの件数は、70年に年間2000件を超え、74年には5197件とピークに達した。その後、景気の低迷や労組の組織率低下などを背景に件数は減少。2001年は100件を割り込み、13年は31件だった。70年代には政治ストも目立ったが、現在は大部分が経済ストだという。

 【ことば】ストライキ
 組合員が職場で一斉に仕事を放棄する行為。労働者の団結権や団体交渉権と共に労働者の権利として憲法28条で認められ、正式な手続きを踏めば会社からストを理由とした処分や損害賠償請求を受けない。春闘などで労働条件改善を目的に行われる「経済スト」に対し、政府の施策への抗議など政治に関連するものは「政治スト」と呼ばれ、以前盛んに行われた。



 毎日英字新聞の同記事はこちら。
 マスメディアはどんどん、国内情報を海外向けに発信して下さい♪



Labor unions poised to strike over government's security bills
July 15, 2015 (Mainichi Japan)

A growing number of labor unions are preparing to go on strike to protest government-sponsored security bills that would open the way for Japan to exercise the right to collective self-defense.

Unions go on strike not only to demand pay raises during the annual spring labor "offensive," but also to protest government policies. They had strikes in 1960 and 1970 to protest revisions to the Japan-U.S. Security Treaty, but such strikes have sharply decreased since the mid-1970s.

Amid growing public concerns about the security bills, however, labor union strikes have drawn attention as a last resort to prevent the Diet from passing the bills into law.

The 4,500-member Japan Federation of Publishing Workers' Unions held a convention in Tokyo on July 10 to establish a right to strike to "protect freedom of speech, publication and expression, and to oppose changing the Constitution for the worse."

During the session, some attendees were cautious about the possibility of going on strike. "Younger people could view strikes negatively. The leadership should provide a careful explanation," one of them told the convention.

The leadership of the federation then proposed to "oppose security bills and revisions to the Constitution that could partly threaten freedom of expression, a move that would protect our industry." The proposal was approved by a majority of convention attendees.

The decision is expected to be endorsed by individual unions that make up the federation. The federation will then announce a basic policy for going on strike and individual members will participate in rallies and other events to protest the bills.

"Attendees have been convinced that we're not planning strikes to deal serious blows to company executives. We'd also like company executives to join us in voicing opposition to the bills," said Shuichi Hirakawa, vice chairman of the federation.

The 150,000-strong Japan Federation of Medical Workers' Unions comprising nurses and other medical workers will propose at a convention starting on July 22 to include prevention of "war bills" and constitutional revisions as one reason for going on strike.

"There's a higher hurdle on such a strike than one calling for pay raises. But once a war broke out, we'd be dragged into it. We needed to clearly express opposition to the bills as a labor union," said Shinji Nukui, deputy secretary-general of the federation.

The Hokkaido chapter of the National Federation of Printing and Publishing Industry Workers' Unions has also established a right to strike to oppose the security legislation and constitutional amendment. Its Tokyo and Kyoto chapters are set to consider a similar move soon.

There were over 2,000 strikes that lasted at least half a day in 1970, and the number peaked in 1974 at 5,197, according to statistics compiled by the Health, Labor and Welfare Ministry. The number has since decreased because of the sluggish economy and the declining trade union membership rate. The number fell below 100 in 2001 and plunged to 31 in 2013. In the 1970s, unions went on strike for political purposes, but now most strikes are staged to demand pay raises.


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海外の憲法学、公法研究者達の「SEALDs」支持声明♪

 FB「SEALDs」から転載:


 【海外の憲法学者、公法研究者からの支持声明文】
 海外の憲法学者、公法研究者から、安倍首相による平和憲法の再解釈に反対する日本の学生と市民を支持する という声明が、起草者シカゴ大学ロースクール教授のTom Ginsburg氏よりSEALDsへと届けられました。
 声明の正式名称は、
 ”Statement by public and constitutional law scholars in support of Japanese students and citizens protesting Prime Minister Abe’s reinterpretation of Pacifist Constitution”
 和訳すると、
「安倍首相による平和憲法の再解釈に反対する日本の学生と市民を支持する憲法学者その他公法研究者の声明」となります。
 アメリカ、イタリア、中国、台湾、シンガポールの総勢20名の錚々たる学者が賛同したもので、イェール大学ロースクール教授ブルース・アッカーマン氏を始めとする世界の憲法学、公法学の大家が名を連ねて下さっています。
 「法の支配、人権と多元的な民主政治を擁護する日本国民の努力によって築き上げられた日本の戦後立憲主義が、永遠に発展し、繁栄しつづけることができることが、私たちの希望であり、私たちの確信するところです。私たちは、この成果を確かなものとするために権利を行使している人々を称賛します。」

 以上は和訳の一部です。こうした力強い応援のメッセージが、私たち日本の学生、そして市民へと届けられました。
 この自由と民主主義を守る動きは世界へと間違いなく伝わっています。
 決して勇気を失わず、民主主義とは何か、問い続けましょう。
 私たちは、これからも毎週金曜日、国会前にて声を上げ続けます。
 この国が「戦後」であり続けるために。
 自由と民主主義を守り抜くために。

 SEALDs

☆ ☆ ☆
<以下 声明 和訳、原文 全文>
(和訳)
2015年7月7日

安倍首相による平和憲法の再解釈に反対する日本の学生と市民を支持する憲法学者その他公法研究者の声明

私たち下名の公法学・憲法学教授は、憲法改正と、いわゆる安全保障関連法案をめぐって現在日本でおこなわれている議論を、深い関心をもって追ってきました。私たちは、この重大な問題についての決定が、1946年憲法の制約の枠内で、日本国民とその代表者の責任のもとに下されることが適切だと認識しています。私たちは、この議論の最終的な結果について意見を表明する立場にはありませんが、立憲デモクラシーの繁栄にとって、自由な表現と集会・結社の権利が、まさに最重要であると考えています。この点について私たちは、政権与党の国会議員がメディアに関しておこなった発言に懸念を表明すると同時に、平和的な抗議活動に従事する人々の憲法上の権利に対して支持を表明します。私たちはまた、公共的な言説の中で、差別的な表現が広がりを見せていることに懸念を表明します。法の支配、人権と多元的な民主政治を擁護する日本国民の努力によって築き上げられた日本の戦後立憲主義が、永遠に発展し、繁栄しつづけることができることは、私たちの希望であり、私たちの確信するところです。私たちは、この成果を確かなものとするために権利を行使している人々を称賛します。

(原文)
Statement by public and constitutional law scholars in support of Japanese students and citizens protesting Prime Minister Abe’s reinterpretation of Pacifist Constitution

We, the undersigned professors of public and constitutional law, have closely followed the debates in Japan surrounding constitutional revision and the proposed bills on national security. We recognize that decisions on these momentous issues properly lie with the Japanese people and their representatives, within the constraints of the Constitution of 1946. While we are not in a position to express opinions on the ultimate outcome of these debates, we do believe that for constitutional democracy to flourish, the rights of free expression and association are of paramount importance. In this regard, we express our concern about recent statements from ruling party legislators concerning the media, and we also express our support for the constitutional right of demonstrators to engage in peaceful protest. We are also concerned about the rise of discriminatory language in public discourse. It is our hope and belief that Japan’s postwar constitutionalism, which reflects the efforts of the Japanese people to maintain a rule of law, human rights and pluralistic democracy, can continue to thrive and flourish for eternity, and we commend those who are exercising their rights to ensure this outcome.

(署名 2015年7月12日更新)
1  Tom Ginsburg, University of Chicago (tginsburg@uchicago.edu)
  トム・ギンズバーグ アメリカ・シカゴ大学ロースクール教授 (憲法・政治学)〔作成者〕
2  Bruce Ackerman, Yale University (bruce.ackerman@yale.edu)
  ブルース・アッカマン イェール大学ロースクール教授 (憲法・政治学)
3  Sanford Levinson, University of Texas-Austin
  サンフォード・レヴィンソン テキサス大学オースティン校ロースクール教授
4  Mila Versteeg, University of Virginia
  ミラ・バースティーグ ヴァージニア大学ロースクール准教授
5  Stephen Gardbaum, University of California-Los Angeles (UCLA)
  スティーブン・ガードバウム カリフォルニア大学ロサンゼルス校ロースクール教授
6  Richard Albert, Boston College
  リチャード・アルバート ボストン大学ロースクール准教授
7  David Landau, Florida State University
  デヴィッド・ランダウ フロリダ州立大学ロースクール教授
8  David Law, Washington University in Saint-Louis
  デヴィッド・ロー セントルイス・ワシントン大学ロースクール教授
9  Roberto Scarciglia, University of Trieste
  ロベルト・スカルツィグリア トリエステ大学社会科学部教授 〔比較憲法・行政法〕
10  Tzong-Li Hsu, National Taiwan University
   許 宗力 台湾・国立台湾大学法律学院教授、前司法院大法官
11  Jiunn-rong Yeh, National Taiwan University
   葉 俊栄 国立台湾大学法律学院教授 (憲法・行政法・環境法)
12  Wen-Chen Chang, National Taiwan University
   張 文貞 国立台湾大学法律学院教授 (憲法・行政法)
13  Tay-sheng Wang, National Taiwan University [Legal History]
   王 泰升 国立台湾大学法律学院教授 (法制史)
14  Li-Ju Lee, Christian Chun Yuan University, Taiwan
   李 立如 台湾・中原大学法学院副教授 〔法社会学、憲法〕
15  Ming-Li Wang, National Central University
   王 明禮 台湾・国立中央大学大学院産業経済研究科副教授 〔情報通信法、憲法〕
16  Cheng-Yi Huang, Academia Sinica
   黄 丞儀 台湾・中央研究院法律学研究所副研究員
17  Yen-Tu Su, Academia Sinica
   蘇 彦図 中央研究院法律学研究所助研究員
18  Kevin Tan, National University of Singapore
   ケビン・タン シンガポール・国立シンガポール大学法学部教授
19  Andrew Harding, National University of Singapore [Comparative Law]
   アンドルー・ハーディング 国立シンガポール大学法学部教授 (比較法・比較憲法)
20  Yan Lin, Shanghai Jiaotong University
   林 彦 中国・上海交通大学法学院副教授

・順番は序列等を表しません。
・肩書の後に注記がないのは憲法研究者です。

(英語では、シカゴ大学ロースクール教授Tom Ginsburg氏によって、すでに公表されています。
以下のサイトをご参照下さい。
 http://www.iconnectblog.com/2015/07/statement-by-constitutional-scholars-in-support-of-japanese-students-and-citizens-protesting-prime-minister-abes-reinterpretation-of-pacifist-constitution/



 〈たとえ明日世界が滅びるとしても、私はリンゴの木を植え続けるであろう〉( ルーマニアの作家ゲオルギウの「第二のチャンス」から)
 この言葉は、原発20キロ圏内の松村直登さんや「希望の牧場」の営為とも重なりますね♪
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2015年7月18日、「安倍政治を許さない」全国一斉抗議行動

<反「安保」>拡大 全国で一斉抗議「アベ政治を許さない」
 
 今日、2015年7月18日は澤地久枝さんの提唱で、全国各地で「安部政治を許さない」の同じプラカードが掲げられました。
 小出裕章さんも街頭に立たれたようです♪

 Yuriko Igarashiさんが「‎FB憲法九条の会」に投稿した記事:
 『 小出さん「戦後日本は軍事力を持たず戦争をしないと決めたはずなのに、今のような状況になっても しまった。私は例え一人になっても、抵抗し続けたいと思ってきましたし、今でもそう思っています。」
  「一人じゃないよ〜!」の合いの手あり。』

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 京大と言えば、
 「自由と平和のための京大有志の会」声明書(多言語翻訳付ーヘブライ語訳もついてますね。さすが一流総合大学!人材には事欠かぬ。)
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*Manifesto of the Kyoto University Campaign for Freedom and Peace:
 A war begins under the name of self-defense.
 A war benefits the weapon industry.
 A war spins out of control immediately after it begins.

 A war is more difficult to finish than to begin.
 A war hurts not only soldiers, but also the elderly and children.
 A war damages the body, and goes deep inside the heart.

 The human spirit is not to be manipulated.
 Human life is not a means to somebody else’s end.

 The sea should not be swamped by military bases.
 The sky should not be defiled with the roars of fighter planes.

 We wish to live in a special country that is proud of its wisdom, rather than a ‘normal’ country that esteems military contribution.

 Scholarship is not a weapon of war.
 Scholarship is not a tool of business.
 Scholarship is not to serve power.

 In order to protect and create a place to live and the freedom to think, we must wholeheartedly strike the conceited government.




 昔と比べ、国家の戦争の大義の概念は、どんどん崩壊していっています。
 人類が絶えず戦争をしてきたのが事実なら、一方で戦争を回避しようという試みも絶えず行われてきました。
 近代戦に入ってからは、原状回復が困難な深刻な環境破壊、生態系破壊が報告されており、戦争回避は21世紀の大きな国際社会の課題と言っていいでしょう。

 「兵士が語るフォークランド戦争」は秀逸なドキュメンタリーフィルム。必見です!
 従軍した英海兵隊伍長ルー・アーマー軍曹がインタビューで、軍務を「あんな仕事・・」とつぶやいていたのが印象的でした。
 従軍した双方の兵士は「何で、こんな事をしているのか分からない・・」。
 必見、ドキュメンタリーです!

 オウムが起こした坂本弁護士一家殺人事件。犯人の一人は、幼子に手をかけるのが「嫌で嫌で仕方なかった」と供述していました。ならば、止めれば良かった。幼児殺しに対する根深い拒絶、それが自分なんですよね、自分を押し殺し、裏切って、命令に従う。これがカルト状態でなくてなんなんです?国家の命令も例外ではありません。
 
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2015/7/16, Thu 22:07 付けでメールを下さった方へ

 返信致しましたが、着信出来なかったという通知がありました。
 お話は伺いますので、ブログのコメント欄に鍵コメでお願い致します。
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【仙台】安保法制廃案運動、元裁判官達の参加

 違憲立法に対しては、現役世代も抗議活動に参加しなはれ!


<安保法案>元裁判官2人、勝手な政権に怒り
河北新報 7月17日

 多くの疑問を残したまま、安全保障関連法案が16日、衆院を通過した。「絶対に必要な法案」と強調する安倍晋三首相。「国民の声を聴いて」「諦めず廃案を求めたい」。成立へと突き進む与党への抗議活動は全国各地でこの日も行われ、仙台では2人の元裁判官が異例の政権批判を展開した。

◎なぜ憲法理念を覆すのか/元仙台高裁秋田支部長 守屋克彦さん

 終戦時、国民学校の5年生だった。一番印象に残っているのは仙台空襲だ。塩釜市の自宅から西の空が真っ赤に燃え上がっている様子が見えた。

 炎の中を米軍爆撃機B29が悠々と飛んでいた。仙台に来たら焼け野原が広がっていた。終戦を迎え、ホッとしたことを覚えている。

 憲法に根差す新しい国をつくるため、法律を勉強した。裁判官になり、法律を守り、国民に守ってもらってきた。多数の力をもって憲法を勝手に解釈した安倍政権は自分勝手だ。なぜ憲法の理念をひっくり返すのか。政権も法を守ってほしい。人前で話すのは苦手だが、その思いから初めてマイクを握った。

 東日本大震災から立ち上がる東北の人々の民度は高い、と海外から評価された。自分たちが正しいと思う法が正しい法になる社会を実現するため、日頃の選挙で政治を監視していこう。

◎砂川判決と全く違う解釈/元仙台地裁所長 泉山禎治さん

 居ても立ってもいられない思いでこの場所に来た。なぜこれほど急いで日本の国を変えようとするのか。米国との約束に合わせた国会日程を決めたからだろう。自分勝手な考えで法案を通したとしか思えない。

 司法に携わる者として憲法、基本的人権を守る仕事をしてきた。戦後70年にわたり、歴代内閣が非常に慎重に扱ってきた憲法の形を一内閣が今、こともなげに解釈だけで変えようとしている。

 国際情勢の変化を理由にするならば、正式な手続きを経て国民に問うべきだ。安倍首相は説明が不十分だと公言し、勝手な政治をしている。もう信頼できない。

 最高裁砂川判決は集団的自衛権に触れておらず、判決の解釈と全く違う理屈を並べるのは支離滅裂だ。誠におごり高ぶった態度で法案を通そうとしているのが今の政権の実態だ。

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【安保法制】衆院強行採決後の国会手続きの流れ

 「安全保障関連法案」は未だ成立したわけではありません。
 これからの流れを、「弁護士ドットコム」が解説しています。
 闘いは終わっていない!

安保法案「衆議院・特別委で可決」 このあと「国会の手続」はどのように進む?

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古賀茂明さん発信「#30万分の1になろう 」

 「;#30万分の1になろう 」は、古賀茂明さん発信のアピールです♪
 ’60年安保は30万人が国会を取り囲み、岸首相は退陣。
 その事実に引っ掛けたアピールです。


30万分の1になろう!
60年安保のときは、30万人の国会包囲デモで岸政権が倒れた。
国会に期待してもダメだ。30万人デモを実現しよう。
最初は数千分の1。最後は30万人分の1。
自分の存在が小さくなればなるほど、
運動の力は大きくなる!


 私も”30万人分の1”として、「立憲主義」を守り抜く♪
 頭数の一人としての個人参加です。
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2015/7/19 鳥取市「9条の会」講演会

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追記 2015/7/19 : 参加しました。左の出入り口のボーダーシャツ、立ち姿が私です。
着いた時には、皆さん、既に着席していました。
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違憲の首相官邸に、”いけんで”と意見を送ろう♪

 首相官邸HP「ご意見募集」に違憲立法は「いけんで」と意見を送ろう!

 私も送った。
 『安倍内閣は違憲立法の責任をとって総辞職し、速やかに国会を解散し総選挙で国民の信を問うべき。』

 教育基準法改悪に続いて、「日本国憲法の改正手続に関する法律案」が取沙汰されていた10年前、憲法改正機運で日本国の在りようが大きく変わるかもしれないと懸念して、「憲法リテラシーとっとり」という会を作り、憲法学習の年間講座を1年間実施しました。鳥取大学教員の方々の協力を得て、プログラムを組み、複数の講座は鳥取県人権局の補助金制度が活用出来ました。沖縄密約事件の西山太吉さんもお忙しい中、いらして下さったんですよー♪

 当時、私を悩ませたのは、一般市民参加が極端に少ないことでした。一部の人々の危機感や懸念が広く共有されているとは言い難い状況で、「だから少し、一緒に勉強しましょう」という趣旨の企画は、そういう意味で失敗でした。ちらしやポスターを張り出すと同時に、真っ先に参加申し込みの問い合わせが来たのは、県庁法制室の室長さんで、常連参加者はほっておいても自分で勉強している人ばかり。「The 99%」の関心を呼び覚ますことは出来なかった。

 世論喚起という点で、安倍政権は功績大でした。
 憲法を無視した政権の暴走が、国民の無関心層を覚醒させた効果は絶大なものがあります。
 地道な啓蒙活動、どんな宣伝も及ばぬ効果があった!

 10年前当時は、国民投票法が憲法改正のハードルを低くするんじゃないかという懸念があった。危機感は、専ら改正手続きが適正に規定されるかどうかに集中していた。国民投票も、包括的に改正案に○か×かじゃなく、逐条的に賛否を問う方式でなきゃいかんとかですね。
 まさか十年後、憲法改正の手続きを踏まず、違憲立法で来るとは思っていなかった!
 ここまでの暴挙は想定外でした!
 いまや日本はどん底状態です。
 ここから這い上がるしかない、自分が住んでいる国なのだから。
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8/2 鳥取県弁護士会主催「安保法制反対集会 in 鳥取市久松公園」

 <安保法案>反対で来月2日に集会 県弁護士会 /鳥取

 【集会】
 8月2日午後1時半~
 鳥取市久松公園
 メインスピーーチ:小林節・慶応大名誉教授

 【パレード】
 集会後の午後2時45分~
 とりぎん文化会館 ― JR鳥取駅前


 良い機会なので、一般市民もこぞって参加しましょう♪
 違憲法案の強行採決は、全体主義の公然とした台頭を如実に示すものです。
 見過ごすことは出来ません。

 鳥取市では大同団結の体制がとられていませんでした。
 共産党は共産党で、社民党は社民党で、他グループも他グループで独自に街頭に立ち訴えていましたが、これではインパクトがありません。昨夕、駅前で街宣をやっていた社民党の方とお話したところ、遅まきに大同団結の必要性を感じているということで、弁護士会主催の抗議集会を良い機会と捉え、参加を検討する方向だそうです。共産党の知人に電話でお話を伺ったところ、共産党も合流する方向。
 肝心なのは私達、一般市民です。
 当日(雨天決行)、久松公園に集結しましょう♪
 

なぜナチスを阻止できなかったのか-マルチン・ニーメラー牧師の告白-」

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった





【追記】当日、1300人が結集(報道では1500人)。
画像は小村勝洋 ‏@kokatu1 さんのツイッターから。

右端にこちょっと写っていました。緑のボーダーシャッです。
芝生はホットプレートのように熱かった!
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足立会長のご挨拶。
「弁護士会も変わったなぁ」と小林節さん。
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小林教授のメイン・スピーチ。
律儀に上着着用、無帽で登壇、-大丈夫かしらとハラハラしました。
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鳥取大学生の堺さん。
月2回、有志と共に駅前で、違憲安保法制反対を訴えています♪
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こちらは「ママの会」。若い現役ママさん達のグループです。
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最後の締めは、元自衛隊員の権田さん。
自衛隊関係者の発言はインパクトがあります。
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【刑事訴訟法等の一部を改正する法律案審議】司法取引制度導入の問題点

 以前から折に触れ参考にさせて頂いている、八田隆氏のブログ「蟷螂の斧になろうとも」から、
  ・#検察なう (480) 「法務委員会で審議される「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」(1)」 7/13/2015

 安保法制廃案運動の陰に隠れてしまいましたが、非常に重要な法案なので必読です。
 一般市民は、警察に犯罪を取り締まって欲しいと願う一方で、虚偽証言や当局による証拠改竄による冤罪発生を国家犯罪と認識しています。その国家犯罪は、検察警察の構造的諸問題から人為的に発生する場合が非常に多いのではないか?八田氏ブログに収録されているカテゴリー「冤罪ファイル 」は、検察が公訴に至るまでの段階で、いかに、無理に無理を重ねて強引な起訴に至り、司法がそれを追認し、無実の人が今現在も服役中の現実を示しています。
 冤罪は、いつ、誰の身にふりかかってもおかしくありません。富める者も貧しき者も、実直に瑕疵なく生きてきた市民も、社会の周縁者にも、社会的地位や経済力に関わりなく起きうる事なのです。冤罪事件は決して過去のものではない。

 7月1日実施の参考人招致における笹倉香奈参考人( 甲南大学法学部准教授)の意見陳述は興味深く、時間があればテープ起こししたいと思っています。既にテープ起こししているサイトがあれば、リンクしたいですね ♪。
 笹倉氏は2012年に米国ワシントン州の「イノセンス・プロジェクト」(冤罪救済機関)で冤罪調査に携わった経験から、今回の法改正で日本も導入しようとしている司法取引制度(「捜査・.公判協力型協議・合意制度」)が更なる虚偽供述を生み、冤罪を生む可能性を指摘しています。

 アメリカ型の司法取引制度を導入しようとしているにも拘わらず、法案審議の過程で米国司法取引制度の実態や現状の分析、検証が不十分で、しかも米国内の司法取引制度を巡るここ10年間の新たな議論に関しては全く触れていない。米国では、制度そのものが冤罪を生み、危険な制度であるという認識が高まっており、改革案や州政府レベルでの実際の改革が実施されている。
 モデルとなっている制度を実施している米国で実際に起きている問題点を全く見ないで、制度を導入すべきではないと、笹倉氏は結論づけていますが、合理的かつ良識的な判断で、万人を納得させる道理です。

 制度導入前の日本でも、検察の恣意的裁量で司法取引が行われ、無理筋起訴に及ぶ典型的な例が美濃加茂市長不当起訴事件です。一審で完全無罪判決が出たこの事件、なんと検察は”突っ張って”控訴した!控訴審は8月から。控訴審の成り行きに注目しながら、司法取引制度導入の是非を考えてみたいですね。
 藤井美濃加茂市長事件については、代理人の郷原信郎弁護士のサイト参照のこと。

 私も自分の個人的な経験を付け足したい事があるのですが、それは別記事にします。
 今週は少し忙しく、時間がゆっくり取れません。
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どうぶつ基金・佐上邦久との係争:佐上の虚偽の供述

 佐上は本人尋問において、複数の虚偽供述をしています。
 私はその内の複数について、事実と相違する虚偽であると立証出来ます。
 民事訴訟上の義務違反は過料の対象です。
 法令上はそうですが、運用実態については知りません。
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どうぶつ基金・佐上邦久との係争:次回第4回和解協議 2015/8/5

 今日で終りと思いきや、裁判所が和解「案」を提示。
 双方が折り合わないので、裁判官が作成した内容で合意出来るかどうか、次回期日までに検討することになりました。
 次回期日は8月5日です。

 今日は蒸し暑く、午前中、自転車で走り回ったため、頭がボーッとして、未だ「案」をちゃんと読んでいませんが、後日、詳述します。和解協議続行となりましたΣ(゚Д゚)。
 
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どうぶつ基金・佐上邦久との係争:第3回和解協議

 明日、第3回和解協議です。
 明日、和解不成立で打ち切りになる筈。
 終了後、裁判資料を少しずつアップしていきます。
 「殺菌は、日の光に当てるのが一番、良い」
 佐上の訴状には虚構設定がある。陳述書でも、原告尋問でも嘘を言っていました。
 病的としか思えない、異常です。
 嘘のない訴えなら、こちらも全てのリセットに応じていた。いや、そもそも、普通の人とはトラブりません。

 民事訴訟で裁判所はしばしば、和解を提案する。
 佐上側は予め、それを計算に入れ、答弁書掲載が名誉毀損に当たるとして告訴した上で、和解協議に臨んでいます。
 裁判資料を掲載しないで欲しいという申し入れなぞ、最初からありませんでした。
 刑事告訴を民事の和解協議に利用する手です。
 法的措置の及ばない、射程外の記事を削除させる目的で、そういう環境設定をしてきた。それが見え透いているので、私は逆に、佐上の設定の前提となっている「和解成立=告訴取り下げ」の設定に乗らず、二つを切り離して協議に臨んだ次第。

 普通の話し合いならしますけどね。
 実際、普通の人達と普通の話し合いで、記事の削除修正に応じたことが数回、ありました。
 
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日常的使用で命の輝きを増す「望郷の牛」(知足美加子氏作)

 進化し続ける「望郷の牛」。

 「プロメテウスの罠」によれば、吉沢さんが「望郷の牛」を赤く塗ってしまった時、事務局スタッフは慌てたらしい。
 ご寄贈頂いた芸術作品に、素人が勝手な手を加えたりして!

 『 心配したスタッフの針谷勉(40)は、知足に謝罪の電話を入れた。予想に反して、おおらかな答えが返ってきた。
  「作品は私の手を離れ、吉沢さんのもとで歩き出しています。私に赤は塗れないけど、それが吉沢さんの怒りの真実の色ならば、これもまた必然です」むしろ、本来は動かない彫刻作品が、吉沢の言葉とともに全国各地を動き回ることに、「新鮮な驚きと喜び」を知足は感じた。』


知足美加子氏作「望郷の牛」 The Cow with Nostalgia
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「望郷の牛」は国展(国画会)出品後、
2012年8月6日に「希望の牧場」に寄贈された。
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3ヵ月後、「望郷の牛」は紅に染まり、
凱旋行動で「希望の牧場」のシンボルになっていく。
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吉沢さんの更なるリクエストに応え、鳥澤さんが、ライト装置を装着。
『街宣車をフラッシュなし、フラッシュあり、LED点灯の順に撮ってみた結果・・・
何とも神々しい?望郷の牛が浮かび上がる・・・これ・・・公道走れるのか?(=ω=;) 』
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吉沢さんは「望郷の牛」に、ドンドン、やりたいように手を加えていく!
『 紅いリボンは、口から血を流して死んでいった牛たちの無念を表現したんだ by 吉沢父さん 』
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沖縄凱旋で、吉沢さんは彫刻家の金城実氏を訪問する。
「望郷の牛」に喜んだ金城さんが指示を出し、望郷の牛に農業用の黒いネットが詰められた。
生みの母・知足さんから数えて、二人目の芸術家の手が加わり、
「望郷の牛」は威風堂々と辺りを払う「黒毛和牛」に変身!
どうよ、この存在感!さすが芸術家!手の加えようが違う!すごっ!
ベルポンさんのツイッターから
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畠山理仁さんのツイッターから
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そして、今また、吉沢さんがいじくっているようです・・・・・
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 どれだけイジクられようと、「望郷の牛」の訴える力は変わらない、元がいいから。
 製作者の力量を感じます。
 九州大・知足美加子准教授さんの作品「望郷の牛」は、展示作品が福島第一原発事故の歴史の中で歩き出し、独自の存在感をますます発揮しています。私には、あのイダイな故シゲシゲと「望郷の牛」が、なぜか重なって見えるのです。
 
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【三郷連続刺傷事件】異常な動物虐待放置は、保護者の過失責任

 「異常な動物虐待を放置」してきた保護者責任を、裁判所が認定しました。
 画期的ですね。この判例は使えるので、記憶しておきましょう。



元少年らに1900万円支払い命令 三郷連続刺傷判決「原告に著しい苦痛」 埼玉
産経新聞 7月4日

 三郷市と千葉県松戸市で平成23年、小学生と中学生の少女が三郷市の元少年(20)に刃物で襲われた連続刺傷事件をめぐり、被害者の少女(18)と家族が元少年とその両親を相手取り、けがの慰謝料など約2800万円を求めた民事訴訟の判決が3日、さいたま地裁であり、針塚遵裁判長は約1900万円の支払いを命じた。

 判決で針塚裁判長は「原告が身体的・精神的に著しい苦痛を負った」と認定。元少年の両親が猫の首を切断するなどの異常行動を放置し「未成年だった元少年の犯行を防止するために必要な措置をとらなかった」として過失を指摘した。

 原告代理人は「両親の法的責任を認めている点で常識的な判断で、評価できる」とコメントした。

 元少年に対しては、さいたま家裁が25年3月、医療少年院送致の保護処分を決定。収容期間は23歳までの「相当長期」とし、その後も著しい問題があれば26歳を超えないまでの間、医療少年院収容の継続が検討されるべきとしている。


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【違憲】2015年06月15日、長谷部恭男氏、小林節氏記者会見詳報

 ・安保法制に「違憲訴訟を準備」 小林節氏・長谷部恭男氏が安倍政権を批判(会見詳報)

 動画を見る時間がない方は、吉野太一郎氏の上記リンク記事をご覧下さい。
 以下、一部転載。


 長谷部さん:まず集団的自衛権行使の違憲性の問題ですが、2014年7月1日の閣議決定は、合憲性を基礎づけようとする論理が破綻しているし、自衛隊の活動範囲についての法的安定性を大きく揺るがすものです。日本の安全保障に貢献するかも極めて疑わしい。

 9条で武力行使が認められるのは個別的自衛権の行使のみです。これは政府の憲法解釈です。1954年の自衛隊創設以来変わることなく維持されてきました。集団的自衛権行使は典型的な違憲行為であり、憲法9条を改正する以外ありえない。これも政府によって繰り返し表明されてきた立場です。

 政府の憲法解釈には「論理的整合性を保つには従来の論理の基本的枠内にあることが求められる」としております。「我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」という要件は、個別的自衛権の行使のみが認められるという従来の論拠に基づき、集団的自衛権も限定的に認められるかのようにみせかけるものであります。

 しかし自国を防衛するための個別的自衛権と、他国を防衛するための集団的自衛権は本質を異にする。前者のみが許されるとする論拠が、後者も許されるという論拠になるはずがない。また法的安定性については、この閣議決定は何ら語ることはない。ホルムズ海峡の機雷掃海が許されるかどうかで、連立与党の間で見解が分かれている。集団的自衛権の行使について明確な見解が存在しないことは明らかです。「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険」。この文言はいかにも限定的に見えますが、地球の裏側まで自衛隊を派遣して武力行使をさせようという政府の意図の間には、常人の理解を変えた異様な乖離があり、この文言が持つはずの限定的な役割は否定されていると考えざるを得ません。

 機雷掃海活動を超える武力の行使についても、時の政権で必要と判断されるのであれば、行使されないという法的論拠はありません。安倍首相は「あれはしない」「これもしない」と言っていますが、それは彼が現在そのつもりであるというだけで、明日になって、来年になって考えを変えればそれまでの話、歯止めは存在しない。いかにも限定的な先ほどの文言も、武力行使を限定する役割は果たさない。とすると、従前の基本的枠内に入っているはずもない。

 砂川事件の最高裁判決を根拠に集団的自衛権は合憲との主張もあるが、問題とされたのは日米安全保障条約の合憲性でして、この条約は、日本の個別的自衛権と、アメリカの集団的自衛権の組み合わせで日本を防衛しようとするものです日本が集団的自衛権を行使しうるか否かはまったく争点になっておりません。「わが国が、自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のこと」。この文言が現れる判決文の段落は、「憲法九条は、わが国がその平和と安全を維持するために他国に安全保障を求めることを、何ら禁ずるものではない」、そういう結論で締めくくられてあります。この結論を引き出すために、日本には自衛権があると指摘しているにとどまります。最高裁判決の先例としての価値は、いかなる具体的争点になされた判決か、それに即して決まるもので、砂川判決から集団的自衛権の行使が合憲であるとの結論が導かれるとの主張は、法律学の基本原則に衝突する考え方です。

 例えば、妻と自動車で出かけようとした夫が、車のキーを忘れたことに気づき、奥さんに「キーを取ってきて」と言ったら、奥さんは家中のありとあらゆる鍵をすべて持ってきた。夫は「いやー、僕の言葉通り、なんの区別をすることもなく、すべての鍵を持ってきてくれた。ありがとう」と感謝するでしょうか。自民党が今言っているのはそれと同じ議論で、国民を愚弄していると私は思います。

 自民党の政治家の方々は、最高裁がある種の統治行為論を取ったことにも救いを求めているように見えますが、これは個別の紛争を決められた手続きのもと、限られた証拠のみに基づいて裁く裁判所が、国家の存立に関わる問題について政治部門に判断を示すべきか否かにとどまります。最高裁が回答を示すべきかの問題と、当該国家行為の法律が意見が合憲か、はレベルが違います。仮に最高裁が違憲と言わないからといって政治部門が違憲の法律を作っていいということにはなりません。

 6月9日に内閣官房、内閣法制局が公表した、合憲性を示す文書がありますが、2014年7月の閣議決定の内容をそのまま示しただけです。反論できないことをむしろ如実に示しただけではないか。だからこそ、藁にもすがる思いで砂川判決を持ち出してきたのかもしれませんが、藁はしょせん藁、それで浮かんでいるわけにはいきません。

 外国との武力行使の一体化の問題ですが、後方支援には従来の戦闘地域、非戦闘地域の区別は廃止され、自衛隊は弾薬の供与、発進準備中の航空機の給油も新たにできるようになりました。これがなぜ外国の武力行使との一体化ではないのか。より一般的には、従来、4つの要素、
 他国の活動の現況、
 自衛隊の活動の具体的内容、
 活動場所、
 密接性の4要素(大森4要素)が総合的に判断されるものとしてきました。
 ただ、たとえば現場指揮官がその都度、その場で行うのは至難の技。だから戦闘地域と非戦闘地域を区別して、一律の判断ができるよう区分しようという配慮にもとづいています。「現に戦闘行為が行われている現場では実施しない」という条件では、刻々と変化する戦闘の状況に対応して、一体化が起こったか起こらないのか、その判断を適切に行えるはずがない。具体的な状況によっては、外国軍隊の武力行使の一体化につながる恐れが極めて高い。

 6月11日の憲法審査会で、私に対するいわれのない批判にコメントしておきたい。
 私が「武力行使の一体化」の問題について、戦闘地域と非戦闘地域の区分が、憲法9条の直接の要請と誤解しており、それは私が安全保障を熟知していないことに由来するという批判です。 
 しかし私は「戦闘地域と非戦闘地域の区分が憲法9条の直接の要請」と述べたことはありません。
 だから私は「この区分を廃止すると、武力行使の一体化をもたらす恐れが極めて強い」ともってまわった言い回しをいたしました。この批判は、自民党、公明党に属する複数の議員によってなされております。これらの議員は私の発言を素直に解釈すれば思いつくはずのない解釈を押し付けた、私が従来の政府見解を誤解したといういわれのない批判をしている。しかもそのうち公明党の議員は「私が熟知していない」つまり素人だからだという指摘も加えております。

 仮に私が安全保障の素人なら、自民党は特定秘密保護法案という、安全保障に不可欠な歯車の参考人として、私という素人を呼んだことになります。明らかな人選ミスです。法案に賛成した参考人は私を含めて2人。この法律の制定に重大な欠陥があったことは明らかで、ただちにこの法律を廃止し、ゼロから作り直したほうがいいかと思います。今の与党の政治家は、参考人が都合のいいことを言った時は「専門家」、都合の悪いことを言った時は「素人だ」と侮蔑の言葉を投げつけます。

 閣議決定は「我が国を取り巻く安全保障環境の変化が厳しくなっている」ということですが、その内容としてあげられているのはパワーバランスの変化や技術革新など、極めて抽象的なものにとどまっています。より深刻な方向に変化しているのであれば、限られた我が国の防衛力を地球全体に拡散するのは愚の骨頂。日本の安全保障にアメリカがさらにコミットしてくれるのではないかという思いが語られることもあります。しかし日米安保条約第5条が規定する通り、アメリカの憲法上の規定と手続きに従って、条約上の義務を果たすにとどまります。具体的な武力行使について、アメリカ憲法は連邦議会の承認を条件としていることを忘れるべきではありません。いざというとき、アメリカが日本を助けてくれる確実な保証はありません。集団的自衛権の行使を容認することが抑止力を高め、安全保障に寄与すると言われることもございます。我が国が抑止力を高めれば、相手は軍事力を強化します。安全保障が悪化する可能性も、少なくとも同じ程度はあるのではないでしょうか。

 こうした数多くの重大と言える欠陥を含む安全保障関連法案は、ただちに撤回されるべきと考えております。



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2015年7月1日 衆議院平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏意見陳述

 「憲法九条の会」FBに投稿された、田中遊梦‎氏のテープ起こしテキスト版。
 必読!
 ・【7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.1】
 ・【7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.2】

 具体的で、一般市民にアクセスし易い語り口です。
 是非、ご一読下さい♪

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朝日新聞【プロメテウスの罠】希望の牧場シリーズ 4

 ・朝日新聞【プロメテウスの罠】希望の牧場シリーズ 1~10
 ・朝日新聞【プロメテウスの罠】希望の牧場シリーズ 11~20
 ・朝日新聞【プロメテウスの罠】希望の牧場シリーズ 21~28



No.1321
29 ベコ・トラ、沖縄行脚

 福島県浪江町の「希望の牧場」代表・吉沢正巳(61)は6月22日朝、那覇市の那覇新港フェリー埠頭(ふとう)に上陸した。牛をかたどった大きなオブジェをトレーラーに載せ、それをワゴン車で引っ張ってきた。
 自称「ベコ・トラ」(牛のトラック)。トレーラーの車体には「原発一揆!」「決死救命、団結!」、大きな拡声機を付けたワゴン車の屋根には「東電、国は大損害つぐなえ」の文字が躍る。吉沢は東京電力福島第一原発の事故以来、全国各地から講演に呼ばれ、被曝(ひばく)牛の実態を訴えてきた。だが、ベコ・トラで沖縄を行脚するのは初めてだった。

 「歓迎 初来沖 連携しよう! 福島×沖縄」「ようこそ」
 埠頭では、原発事故後に京都市から一家4人で那覇市へ移住した西尾舞(にしおまい)(36)が手作りのプラカードを掲げ、長男の淳之介(じゅんのすけ)(8)や次男の龍之介(りゅうのすけ)(5)とともに出迎えた。
 「過激なプラカードは作れませんでした。活動家ではないから」西尾がはにかむ。那覇市内で2日後に開く吉沢の講演会を、生協活動の仲間と準備してきた。住んでいた京都市は若狭湾の原発群から60キロ圏内に位置する。
 「福島第一原発から同じ距離圏の福島市や郡山市から避難した人も大勢います。事故が起きてからでは遅い。原発のない沖縄への避難は、夫もすぐに賛同してくれました」

 吉沢は上陸すると、空路で駆け付けた東京都のコピーライターで牧場サポーターの里見洋子(さとみようこ)(60)らと合流。名護市辺野古に向かった。俳優の故・菅原文太は晩年、病身をおして東京・渋谷の街頭に立ち、演説する吉沢に声をかけ、福島の反原発運動を支えようとした。生前の最後の取り組みが、辺野古の米軍基地新設反対運動への連帯だった。
 恩を返す。遺志を継ぐ。吉沢には、そんな思いもあった。

 「僕たちは原発事故で自分の町が崩れていくのを体験してきた。いま改めて、米軍基地に故郷を奪われた沖縄の人々の長年の苦しみが、理解できるつもりです」 吉沢の演説を拡声機で流しながら、ベコ・トラが辺野古の新基地建設現場に近づくと、反対運動のテント村の人々が拍手で迎えた。テント村の「村長」を務める安次富浩(あしとみひろし)(69)は、吉沢を海辺の監視テントに招き入れ、語った。
 「あなたの話はよく分かる。牛はものを言えない」


No.1322
希望の牧場:30 牛はものを言えない

 「牛は自分の命を助けてくれとは言えないんだ」 6月22日、沖縄・辺野古。米軍基地新設反対運動のテント村で村長の安次富浩(あしとみひろし)(69)は、「希望の牧場」代表・吉沢正巳(61)の言葉に一つひとつうなずきながら、自らの思いを口にしていった。
 「牛の話を、人に置き換えればいい。国が福島県民の命をどれだけ大事にしているかが見えてくる」
 「畜産農家が反対できないことを、問答無用で強行した。今の沖縄の問題にもつながる。当事者が気づいて声をあげていかないと、権力の思うがままだ。権力に命の選別をさせてはならない」
 東京電力福島第一原発事故の前までは、福島県浪江町の牧場から肉牛の買い付けによく来沖していたことや、今の牧場の牛の4分の1以上が沖縄系といえること……。向き合う吉沢は、そんな沖縄とのゆかりも安次富に伝えた。

 テントの外では、吉沢の宣伝カー「ベコ・トラ」(牛のトラック)に人々が群がっていた。
 反対運動を支援した故・菅原文太主演の映画「トラック野郎」に登場する派手な装飾の「デコ・トラ」(デコレーショントラック)をもじり、宣伝カーの通称にしていることを、吉沢は誇らしく説明した。

 近くの米軍キャンプ・シュワブ前でも演説し、351日目の座り込み抗議行動に参加した後、読谷村(よみたんそん)の彫刻家・金城実(きんじょうみのる)(76)の自宅アトリエに急いだ。昨年9月、神奈川県鎌倉市であった対話集会で同席した金城から、「6月23日は沖縄『慰霊の日』。当日の行動の準備に仲間が集まるから」と招かれていた。

 ベコ・トラに載った大型成牛の等身大オブジェに、金城は目を細め、子どものようにはしゃいだ。
 オブジェは元々、九州大准教授の知足美加子(ともたりみかこ)(49)が3年前の国展に出展した立体芸術作品だった。原発事故で飼い主を失い、エサを求めて放浪し、野生化した牛たちをイメージしたもので、「望郷の牛」と名付けられた。
 同じ時期に東京で開かれていた牧場の写真展を見た知足が、「やり場のない痛み」を感じ、出展後に作品を牧場に寄贈した。牛の体の輪郭に沿って鉄の棒を立体的につなぎ、白く塗った造形。牛の帰る場所が未来にあることを願いつつ、知足は祈るような気持ちで作った。


No.1323
31 怒りの色に染めた

 オブジェの牛は空を見上げて首をかしげているようにも、人間に向かってある問いを投げかけているかのようにも、見える。
 「なぜ、こんなことに?」

 九州大芸術工学研究院の准教授・知足美加子(49)が自らの立体作品「望郷の牛」を福島県浪江町の「希望の牧場」に運び込んだのは、3年前の夏だった。牛の輪郭に合わせ、直径13ミリの鉄の棒を一本いっぽん、溶接してはつなぎ、白く塗装を施したスケルトン(骨格)のような造形。牧場の一角に置かれた。
 東京電力福島第一原発の事故からまだ1年半。一面に広がる牧草の緑や阿武隈山系の山々、空の色が牛の体を透過し、失われた故郷の光景として見る者に迫ってくる。美術館の空間に置かれるのとは全く違う作品のようだった。

 3カ月ほど経った頃。作品を寄贈された牧場代表の吉沢正巳(61)は、白い輪郭を突然、真っ赤な塗料で塗ってしまった。
 「東京の街頭演説に連れていくから、目立つように革命の血の色に染めた」と、吉沢は悪びれるところがない。「芸術作品なのに」。吉沢らを支える牧場サポーターの間からも批判が出た。
 心配したスタッフの針谷勉(40)は、知足に謝罪の電話を入れた。予想に反して、おおらかな答えが返ってきた。
 「作品は私の手を離れ、吉沢さんのもとで歩き出しています。私に赤は塗れないけど、それが吉沢さんの怒りの真実の色ならば、これもまた必然です」むしろ、本来は動かない彫刻作品が、吉沢の言葉とともに全国各地を動き回ることに、「新鮮な驚きと喜び」を知足は感じた。

 今年の6月22日。初めて沖縄入りした吉沢の宣伝カー「ベコ・トラ」は、読谷村の彫刻家・金城実(76)のアトリエ前に横付けされた。近くのサトウキビ畑の農道には、金城が制作した巨大な彫像「闘う漁夫」と「海を守る鬼神」を積んだトラックがとまっていた。荷台には「沖縄戦の慰霊とは辺野古に基地を造らせないこと」と書かれた看板も載っている。翌23日の「慰霊の日」に、首相・安倍晋三(あべしんぞう)(60)に見せようと準備していたのだ。
 金城は自作の彫像を吉沢に披露する一方で、ベコ・トラに載せられた「望郷の牛」の造形の見事さにうなった。


No.1324
32 「慰霊の日」牛がゆく

 今年の「慰霊の日」を翌日に控えた沖縄県の読谷村。
 自宅アトリエ近くで、彫刻家・金城実(76)はしばらく考え込むように腕組みをし、突然こう言った。
 「誰かスーパーで黒いゴミ袋を買って来い。白じゃなくて黒だぞ」
 目の前には、宣伝カー「ベコ・トラ」。その荷台には、鉄の棒をつなげて等身大の牛をかたどったオブジェ「望郷の牛」が立つ。
 一体何を言い出すのか。ベコ・トラで沖縄入りした「希望の牧場」代表・吉沢正巳(61)や、翌日の行動の準備で集まった誰もが驚いた。

 「牛の身体に詰めるんじゃ」
 近所の農家の人が黒い農業ネットを持ってくると「これでいい」。人々がオブジェの空洞に詰め始めた。
 やがて、誰もが目を見張った。 「かなしみの牛が、天にほえる怒りの黒毛和牛に変身しちゃった」。吉沢に同行した牧場サポーターの里見洋子(60)が驚嘆の声をあげた。

 一夜明けた6月23日、沖縄は戦後70年の「慰霊の日」を迎えた。
 「沖縄全戦没者追悼式」に出席する首相・安倍晋三(60)に作品を見せよう。金城が制作した「闘う漁夫」と「海を守る鬼神」の巨大彫像2体を積んだトラックと、福島県浪江町から来た吉沢のベコ・トラは、支援者らと読谷村を出発した。

 糸満市の式典会場の周辺は、厳しい交通規制が敷かれていた。ベコ・トラは途中、パンクした後輪の修理に時間をとられ、金城のトラックとはぐれた。金城は警備の警察官に止められたものの、その混乱の間に吉沢らは会場に近づけた。
 街頭演説こそ禁じられていたが、原発批判の言葉を掲げたベコ・トラは、怒れる「望郷の牛」を引っ張り、会場の周囲を何周も回った。沿道では大勢の人たちが不思議そうな顔をしながらも手をふり、拍手し、「がんばれよ」と声をかけた。

 翌日以降、那覇市内2カ所で講演した後、吉沢はフェリーで鹿児島に渡り、九州縦断の講演旅行を続けた。26日夕、ベコ・トラで福岡市の九州大を訪ね、准教授でオブジェ作者の知足美加子(49)と3年ぶりの再会を果たした。
 「社会の荒波に独り立ちさせた我が子が、久しぶりに実家に帰ってきたみたい」。そんな不思議な感覚を、知足は覚えた。
 「たとえて言えば、頭が茶髪になっていて、びっくりした。けれど、紛れもない我が子。独り歩きをこれからも見守りたい」


No.1325
33 慰謝料請求せずとも

 東京電力福島第一原発の事故後の絶望のまっただ中から、「希望の牧場」は生まれた。
 支え続けたのは、北海道から沖縄まで400人以上のサポーターに加え、寄付を寄せてくれる財政面での支援者たちだった。
 牧場の預金通帳に残るだけで、寄付は延べ1万件近く。非営利一般社団法人としての「希望の牧場・ふくしま」の事業収入はゼロで、活動経費はすべて寄付金が頼りだ。
 牛のエサは汚染牧草をもらってきたり、モヤシや果実の搾りかす、稲わらなどを無料か安く譲り受けたり。その運搬や交渉の費用、交通費などが支出の大部分を占める。
 施設の管理運営経費を加えると、年間1千万円は下らない。

 代表の吉沢正巳(61)は福島県浪江町の牧場内で暮らす。生活費は、各地から声がかかる吉沢の講演料や個人カンパを充ててきた。「食料の差し入れは多いし、独身で無趣味の俺にカネはかからない」と吉沢は笑い飛ばす。
 原発の事故を受け、避難指示区域の住民に東電から支払われる毎月10万円の慰謝料さえ、まだ請求していない。「面倒なんで」と関係書類をためたままにしている。
 事故の前に約330頭いた牛の損害賠償は、牛の所有権が提携先の会社にあったため、牧場には一銭も入ってこなかった。
 「とにかくカネには縁がないし、執着もない人。それも問題なんですけど……」。ボランティアスタッフの針谷勉(40)はあきれている。

 メディアを通じた訴え、街頭宣伝活動、写真展……。それらに伴い集まる寄付はこの4年間で、年平均1千数百万円あったので、ここまでやってこられた。法人の預金口座が底をつきそうになると一人で百万円以上をポンと送金してくれる篤志家や、街頭演説のときに置いた募金箱に1万円札を入れてくれる通りすがりの人もいた。

 横浜市の法政女子高の国語教師・出澤映子(でざわえいこ)(60)は、2011年3月の原発事故直後から、人影の消えた警戒区域内に入り、取り残されたペットの救援活動に関わった。一方で家畜が餓死し、殺処分されていくニュースに心を痛めた。吉沢の活動を知り、被曝(ひばく)牛を生かしていることに救われる思いがしていた。
 11月、カンパ金を持って牧場へ。以来、3カ月に1回程度訪ねては牧場の雑事を手伝い、吉沢を自分の授業にも招待した。


No.1326
34 「札束社会」の克服
続く

 横浜市の法政女子高教師・出澤映子(60)が、福島県浪江町の「希望の牧場」に泊まり込みで通い始めて4年近くがたつ。
 冬場のエサ不足や飼料運搬車の冬タイヤの交換などで経費が膨らみ、牧場の台所事情が苦しいときは、スタッフからの情報発信で状況が分かった。気づくたびに、給料などをためた中から数十万円単位の寄付をした。計200万円近くになる。

 今年2月、選択授業の講師に牧場主の吉沢正巳(61)を招いた。「ベコ・トラ」に幟(のぼり)を立てたワゴン車で現れた吉沢に、生徒らは喝采した。震災や原発事故をめぐり出澤は生徒に問いかけた。「弱者の命を踏みつけての繁栄なら、水俣病と同じ構造では?」。この日のテーマは「ほんとうの豊かさとは?」だった。
 「お金とか『豊かな生活』とか出世とか、俗世間の価値観からは最も遠い所にいる自由な人」。出澤は吉沢を自分なりに分析してみせる。

 一方で、「世話が焼けて困った人だ」と感じることも多い。独身の吉沢は日常生活では料理も掃除もしない。片付けも苦手だ。強烈な個性に引きつけられる支援者らがいる。半面、過激に見える言動で離れる人もいる。そんなとき、吉沢は寂しげにこう言うだけだ。「あの人はこのごろ来ないんだよ。会ってくれないんだよ。向こうに行っちゃったんだよね」

 もちろん、寄付金が底をつけば牧場は行き詰まる――。よく分かっているからこそ、理解を求めて「牛を生かす意義」を街頭や集まりで説明する。ただ、吉沢の言葉は大衆にこびない。むしろ、人々の生活や生き方に疑問を投げかけ、挑発する。
 「福島の避難民は今も、狭くて寒い仮設や借り上げ住宅で暮らしている。東京の皆さんは、きょうもこうして豊かな暮らしを楽しんでいる。東京オリンピック? 勝手にやればいい。だけどね、福島の原発事故をなかったことにはできませんよ」

 老衰で死んだシゲシゲという種牛がいた。威厳があって気が強く、背に乗るのを許したのは吉沢だけ。スタッフの針谷勉(40)は語る。「吉沢の目標は原発を乗り越えること、札束で人の頬をたたいてつくってきた社会の克服です。カネより命を大事にする社会の実現――シゲシゲを乗りこなす吉沢を見て、僕は確信しました」




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どうぶつ基金・佐上邦久との係争:もう一人の被告

 佐上との係争にはもう一人の被告がいました。
 しのちゃんですね。こちらは裁判所提案の和解が既に成立していると思います。
 しのちゃんの弁護士は、提案が出るや乗りましたから。原告との間で金銭授受は無かったでしょう。佐上のことは二度と書きません 笑い。”告発”の火遊びから永遠に撤退した筈です。

 大体、しのちゃんは削除要請を受けた時に、(私の記憶違いでなければ)訴因となった当該リンク等を削除していた。佐上がしのちゃんも告訴するのが異常だし、受理する芦屋署も芦屋署で異常です。

 芦屋署からの呼び出しを受け、私が記事をアップすると、しのちゃんは私にエールと支援のメールを寄越した。その時点では、しのちゃんは自分も告訴されるとは思っていなかったのです。知らない方だし、私はしのちゃんを余り信用していなかったので、支援のお申し出は受けませんでした。
 ネット上の「ネタ」にお気楽に乗っかろうとする”支援者”を、私はほとんど信用していません。
 私が信頼するのは、自分の闘いを戦う人です。
 その後、しのちゃんは自分も告訴されたと知り、塩をふった菜っ葉のように萎縮してしまった 笑い。
 
  * どうぶつ基金・佐上との係争:何もしないもう一人の被告

 そういう次第で、しのちゃんの裁判は既に終了している筈。
 佐上の請求はゼロになったとはいえ、しのちゃんは刑事で30万、民事の弁護士着手金50万+実費や出廷の日当+成功報酬で百万は使っている。火遊びは高くつく。安易な気持ちで”ネット告発”なんかしなさんなという事です。

 
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【どうぶつ基金 vs. 鳥の広場:和解協議】和解に関する意見書2(佐上)

 佐上側から「和解に関する意見書2」が届いています。
 削除対象の件数は若干、減っているようです。
 ブログ記事が39から15に減り、FBが5から8に増え、ツイッターの投稿が新たに2件追加されています。
 佐上と甲田の交友事実に焦点が絞られてきたようですが、未だ、ちゃんと目を通していません。

 『原告は、本和解について、記事の削除を希望する理由について、被告へ一切説明する考えはない』とある。
 そうですか。

 この週末には意見書を作成して回答せねばなりません。
 他にも書面作成を抱えており、忙しい、忙しい・・・・・・が、裁判ばかりにかまけているわけには参りませぬ。
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