【第二種動物取扱業】NPO法人「アニマルメリーランド」崩壊 続報4

 関西動物保護団体崩壊の続報です。
 複数のマスメディアが報道していますが、要点をはずしています。
 『動物保護をうたうNPOでネグレクトが発覚するのは異例』?寝惚けた事、言わんといて下さいよ(`o´) 過去に発覚した事例は『異例』といえないだけの数があります!マスコミが取り上げるのが『異例』なんです。
 この際、特集でも組んではいかが?

 少なくとも以下の点について、マスコミは適正な取材をし、問題意識をもって的確な報道をすべきです。

 ・姫路市の指導は十年以上続いてきた。
  しかもその間、姫路市は団体に譲渡を継続していた。

 ・発起人の一人で団体の会計を担当していたエルザ動物病院が、説明責任を果たしていない。兼松氏一人に責任があったわけではない。
  エルザ動物病院は6月上旬、兼松氏等を排斥し施設を仕切るようになった。
  その後、FBに画像が掲載されたジュニア君等、回復の見込みのない重篤な疾患を持つ老いた動物たちの容態が急激に悪化していくのを見るに見かねた兼松氏サイドが、ワンライフさんに緊急SOSを要請した経緯がある。
  支援物資がゴミ化した責任は兼松氏にあるが、6月9日以降、回復の見込みのない高齢動物が治療を打ち切られ、ホスピスケアを与えられず、放置されていた疑惑に対する説明責任の所在はエルザ側にある。

  ・ワンライフさん他の愛護団体は施設のキャパオーヴァーを昔から掌握していたが、法的な壁に阻まれ団体がギブアップするまで待たざるを得ない状況に置かれていた。
  多頭飼育崩壊(ブリーダーでも、愛護団体でも、個人飼育でも)の事例で、いつもいつも対応が後手に後手にまわり被害を拡大させてしまう最大の原因は法の不備である。マスメディアには、その問題点をしっかり押さえた報道をして頂きたい。
 


毎日新聞
犬猫ネグレクト 汚物まみれ、死骸放置 兵庫・姫路のNPO保護施設 市が改善指導

 動物保護を目的とするNPO法人「アニマルメリーランド」(兵庫県姫路市)が運営する施設内で、数百匹の犬や猫が不衛生な状態で長期間放置され、一部が病気などで死んでいたことが関係者への取材で分かった。姫路市保健所は動物愛護法に基づいて今年6〜7月に立ち入り調査し、施設内の状況を改善するよう行政指導した。前理事長(8月1日に退任)の女性(66)は「ネグレクト(飼育放棄)と言われても仕方ない」としている。動物保護をうたうNPOでネグレクトが発覚するのは異例。【原田悠自】


 法人は2001年の設立。複数の関係者によると、一般家庭や市から数百匹の犬や猫を引き取り、新たな飼い主を探す活動を続けてきた。15年度は約980万円の寄付金を集めている。

 当初はスタッフが数十人いたが、次第に減少し、えさやりや清掃がずさんに。数年前から施設内にごみや汚物が散乱し、今春ごろから状況が悪化した。

 今年6月下旬、別の動物愛護団体「ワンライフ」(和歌山県上富田町)が支援に入ったところ、施設内にごみがあふれ、動物の死骸が放置されていた。約100匹の犬や猫がいたが、やせ細って衰弱した動物も多く、数匹が直後に死んだという。

 姫路市保健所は6月末、匿名の通報を受け、7月までに3回にわたり立ち入り調査し、清掃して状況を改善するよう指導。担当者は「内部はごみ屋敷のようだった。明らかな虐待は確認できていないが、監視を続ける」としている。前理事長の女性は取材に「スタッフが減り掃除などが行き届かなくなった。申し訳ない」と釈明。一方、死んだ動物については「施設の環境ではなく、持病などが原因だ」と話した。

 施設内には現在も約100匹の動物が残され、今後は別の理事らが再建を目指し、法人名も変更するとしている。

数人で300匹を世話 元スタッフ

 「動物たちが汚物にまみれ、皮膚病も広がっていた。えさや水もほとんど与えられず、事実上の動物虐待だ」。アニマルメリーランドの複数の元スタッフが、動物愛護の理念とはほど遠い実態を証言した。法人は元々、ボランティアで動物保護に取り組んでいた前理事長の女性が中心となり設立。一般家庭から病気や高齢の動物を引き取り、姫路市からも受け入れていた。

 しかし、多い時で約300匹いた動物の世話はわずか数人が担当。ある元スタッフは「人数不足で、とても世話しきれなくなった」と話し、今年6月ごろには大半のスタッフが辞めたという。日本獣医生命科学大の水越美奈准教授(人と動物の関係学)は「動物を守る気持ちがあっても、結果的に世話ができなければネグレクト」と指摘する。

 背景には、犬猫の世話、管理を放棄する飼い主や殺処分を迫られる自治体の存在もある。2014年度に全国の自治体で殺処分された犬猫は計約10万1300匹。環境省は殺処分数を減らすため、NPOと協力して動物譲渡先を探すよう自治体に促している。水越准教授は「NPOなどに安易に譲渡する自治体もある。今回も、監督してきた自治体にも責任があるのではないか」としている。【原田悠自】


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精神異常と動物虐待:神戸市垂水区猫焼殺事件

 ネット上で騒がれる前に、犯行当日に女の親族が事件を通報していたんですね。
 女性の異常に周囲は気がついていたわけで、こういう場合、速やかに異常者からペットを引き離さなくてはいけない。誰もがそう思う。被害を未然に防ぐ法的措置がとれるよう法整備を進めていかねばなりませんね。道のりは遠いです、まだまだ遠い。 
 
 参照:2016.04.28付け「飼い猫に暴行して焼却、殺害する動画を公開した女が炎上!その動機と現状は
 


飼い猫焼き、死なせた疑い 31歳の女逮捕 神戸
神戸新聞NEXT 8月16日

 生きた飼い猫を焼却炉で焼いたとして、兵庫県警生活経済課と垂水署は16日、動物愛護法違反の疑いで、神戸市垂水区に住む無職の女(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年4月18日、自宅マンションのベランダで、生後約6カ月の雄の猫を鉄製の焼却炉(高さ59センチ、直径37センチ)に入れ、死なせた疑い。女は県警の調べに「取り返しのつかないことをした」と容疑を認めている。

 県警によると、女の親族から同日、「女がインターネット上に虐待の動画を投稿している」と通報があった。駆け付けた垂水署員らが事情を聴いたところ、女は猫を焼いたことや、スマートフォンで撮影した動画を交流サイト「フェイスブック」に投稿したことを認めたという。女はその後、本人の同意を得たうえで精神科病院に任意入院となっていた。

 県警によると、事件後、ネット上で動画を見つけた市民から通報が相次いだという。焼却炉からは犬1匹の死骸も見つかっており、県警が関連を調べる。



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「鳥の広場」は夏休み

 秋のお彼岸がすむ頃まで、ブログの更新が間遠になります。

 一つは暑さ負け。
 一つは、暑さの中で夏の間に片付けなくてはいけない用件を複数抱えていること。
 一つは、初盆を迎えるてつこちゃんやミィたん、福豆さんに心を向けていたいこと。
 等々ですね。

 今、かかっているのが憲法逐条解説講座のプログラム作成。お盆前までにK先生にFAX送信する事になっているのですが、・・・もう3日じゃないかΣ(´Д`*) 憲法の解説書(長谷部恭男著)も未だ読了していない。暑さでとろ~ん、とろ~んとしか頭が動きません。

 8.9月中に「鳥の広場」を整理する予定です。
 本ブログではこれ以上新規事件は取り上げません。 
 今後は動物愛護管理法の次回法改正へ向け、論点や動向を少し見ていきたいですね。
 
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鳥取県倉吉市・木原ペットクリニック:西洋医療と東洋医療の統合医療へ向けて

 犬猫に漢方、つぼ治療 倉吉の動物病院、県内初
 *木原ペットクリニック 公式サイト

 嬉しいな♪
 西洋医療と東洋医療の統合医療は以前から鳥取大学附属動物病院が行っていますが、鍼はやっていない。
 鍼は難しく、理論は習得しても実技は出来る人と出来ない人がいるらしい。
 木原ペットクリニックの今後に期待したいですね\(^o^)/
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【第二種動物取扱業】関西動物保護団体崩壊 続報3

 続報です。
 「東京犬猫日和」さんが取材を続けています。
 良い記事なので是非ご一読下さい。
 私も兼松さんとは何度もお話しましたが、取材には協力的な態度で臨んでおられます。
 そのお蔭もあり、本件は今後の第二種動物取扱業の改善、法整備に繋げていける事例となるでしょう。
 問題点の解明に、発起人の一人でもある動物病院さんの協力も望みたいところです。

 なお、姫路のセンター職員さんの直近の情報によりますと、施設内はゴミの処理を進めており、だいぶ片付いてきたという事です。また、警察も引き続き現場に入って捜査を進めているそうです。

 ・(3)動物保護施設で一体何が… 社会問題 /兵庫県

 アニマル・シェルターは、箱物(保護施設)が準備出来ればスタート出来るものではない。
 そういう安易な発想から脱却してシェルター作りをする時期に来ています。
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中央環境審議会動物愛護部会 第43回議事録(平成28年4月27日)

 中央環境審議会動物愛護部会 第43回議事録

 8週齢規制等について引き続きの議論も行われています。
 環境省が平成25年から調査を実施していて、今後、米国のサーベル教授が確立したC-barq(Canine Behavioral Assessment & Research Question:犬の行動分析システム)に基づき更なる調査を実施しようとかんがえられているそうですが、山崎委員が次のように述べています。


 調査に関しまして、実質的には、飼い主の判断に委ねなければいけない質問等もたくさんあるわけですね。
 飼い主が、実際に自分の犬や自分の生活などに対して適切なアセスメントをしているかというと、そうではない。

 で、そう考えると、例えば攻撃性とかみつき抑制というのは違うのですよね。

 で、私の知り合いの警察犬訓練所に4カ月のヨークシャーが二度も別々なところから来ています。これはかみつき抑制がないから飼い主と遊んでいて、飼い主の手を穴ぼこだらけにすると。ただ、攻撃性ではないのですね。
 ただし、これは明らかに同腹の兄弟たちと長く置いて遊ぶという時間がないために、かみつき抑制ができていないと。

 そう考えると、そのような問題を持ち込まれるトレーナーとか訓練所の中で、排せつのしつけや、かみつき抑制や、あるいはシャイな部分や、ほえる衝動の管理など、そのようなことに関して、飼い主の問題意識よりも、専門家の問題意識を扱うようなアンケート調査を何らかの形でやるということの方が、むしろ正確な、何というか、情報が出てくるのではないかと思うのですけど、いかがでしょうか。.



 かみつき抑制のない小型犬の飼育トラブルに関しては、私も飼主さんから結構聞きますね。
 訓練士さんに依頼しても中々治らないから、犬の自由を制限する形(サークルの中に置いておく時間が長くなる、小さな子供とは接触させない、飼主も噛まれないよう用心して触れ合う等)をとる事が多い。飼育放棄する飼主さんもいるでしょう。
 保護団体が引き取っても、中々譲渡向きにしつけ直すのが難しい場合は譲渡出来なくなる。

 問題点を洗い出す調査方法の問題点については山崎委員の発言から更に続きます。
 興味深い議論なので是非ご一読下さい。


 
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連絡先:℡:090-8609-3689(仲市) mail:anti_nuclear2011311@yahoo.co.jp
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