【「子供を襲った犬」を猫が撃退】襲った犬の安楽死

 「子供を襲った犬」を猫が撃退【動画】は世界中からアクセスがあり、犬に体当たりをくわせたタラちゃんは”時の人”ならぬ”時の猫”となりました。
 タラちゃんの咄嗟の判断の”決死救命”で大事に至りませんでしたが、犬に前足ではたかれ、押さえ込まれていればタラちゃんの命は無かった。思いもかけない猫の行動で、お子さんにトラウマも残らなくてすんだのではないかと想像します。

 その後、犬は安楽死処分になったそうです。
 金子真弓氏(ドッグトレーナー 優良家庭犬普及協会理事)の記事から、一部抜粋します。


 殺処分ゼロの本当の目的(子供を襲った犬の安楽死)
(前略)
 最近は、殺処分ゼロ運動なるものが盛んです。
 処分数が減ったり、処分方法がガスではなく注射による安楽死に変わっていくことは大変望ましいことです。しかしこのゼロという運動にとても違和感を覚えます。

 アメリカでもNo Kill シェルターが流行り、その後問題になったように、殺さなければいい、と言うことでもありません。シェルターには場所のキャパ、マンパワーの限界などがあります。
 トレーニングをし、譲渡可能な子を優先的に譲渡し、どうしてもだめな子は「安楽死」を選択せざるを得ないのも事実です。

 少し前にアメリカで、小さな子供が自転車で遊んでいるときに近所の犬が襲い掛かる事件がありました。
 なんと子供の飼い猫が飛び出してきて、子供を助けるという感動的なシーンとして世界に知られました。
 きっと多くの方がニュースなどで目にしたのではないでしょうか。
 ここでアメリカでは論議が交わされました。

 「愛犬家」はこういいます。
 殺さないで!あれは飼い主が悪いの。犬は悪くない。犬をフリーにしておいた飼い主がわるいんだから犬を殺さないで。

 「犬の専門家」はこう見ます。
 あの子供は自転車に乗ろうとしていて、大きな動きはなかった。その後も犬を刺激することはなくただなんとなく乗っていたところに犬が来た。犬は狙いを定め、ゆっくりとストーキングの動きをし、そして襲い掛かり、子供を引きずりおろして振り回した。(←これは殺しの行動です。) あの犬の衝動はどうなっているのか。

 あの子はシェルターに行ってから、数人の専門家からスクリーニングされ、アセスメントされ、結果重度の捕食行動により、トレーニングがとても困難と判断されました。シェルターに行った後も、衝動のコントロールがかなり難しい子でした。安楽死です。

 たしかに管理ミスで、人間がわるいのです。
 でもあの犬を今の飼い主の元に戻すわけにもいかず、だからと言って譲渡をするわけにも行きません。
 殺さないで生かすのであれば、安全にたっぷり運動をさせる施設と、衝動をコントロールすることが困難な犬を扱える熟練したトレーナーレベルの飼い主を探さなければなりません。
 多大な時間と労力と費用をその1頭に掛けている間、もっと譲渡されやすい犬たちが路頭に迷い、処分をされていくならば、優先順位が必然的に決まってくるのです。

(後略)


 『殺処分ゼロとは、結果です。』
 この事は幾ら強調しても強調し過ぎる事はありません。
 ノーキルを主張することから出発すると、動物虐待や闇処分を増加させ、保護活動に反社や詐欺師の参入を容易にします。ゼロを目標にしてしまうと道筋を間違え、動物愛護推進の妨げになります。
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