【「すべての生命を尊ぶ会」問題】神戸市動物管理センターの「馴れ合い談合」体質

 神戸市センターの問題、道筋を間違えないほうがよい。
 以前は致死処分容認派が行政の傍にいた、今はノーキルがいる。
 主義主張が敵対する二派が行政を引っぱりあって、相手方を排除しようとする構造そのものがおかしいのである。

 どちらも正義を主張する。百人に百人、正義はあるが、私が真実だ!なんて事になり、どこまで行っても譲らない。主張を通す特権的立場を巡るプチ勢力争いの様相を呈してくる。行政の傍の席に座った者は満足しているし、遠ざけられた者は攻撃的になる。なんね、これ?行政モテモテでんな。

 「すべての生命を貴ぶ会」の井上個人の働き掛けや発言力で、二次募集制度が創設されたり、センターで関係者のような振る舞いが容認されるるなら、これを「馴れ合い談合」と言わずして何と言うのだ!
 この体質は以前からある。この体質を問題としたほうが良い。規律を正すということだ。
 
 公益社団法人日本動物福祉協会の直轄事業「CCクロ」は健在である。CCクロは譲渡に不向きな動物は引き受けない。「CCクロ」事業そのものは、センターの不適正譲渡の影響は些かも受けていない。
 ノーキル対アンチノーキルの対立に問題をすり替えて、神戸市に持ち込んでも埒があかないだろう。

 CCクロが福祉協会本部の直轄事業になる以前の話になるが、それまでの過程において、センター内で個人プレーが無かったかと言うと、そうではない。あったのである。私は当事者から経緯を聞いている。話した当人はそれを個人の功績と見做していて、自分の働きに大層満足していた。センターに足しげく通い、収容動物のための物資を提供する等の行動を繰り返し、少しずつ入り込むやり方は、実は国内至る所で行われてきた。「ちばわん」のそういうやり方を、公的センターを私物化したと批判する人もいた。この批判は間接的に「馴れ合い談合」を指摘している。

 手口は成功例の多い方法として動物愛護活動の世界では伝播されている。個人プレーヤーが自分の手柄話として話したり、ブログに書いたりするのである。センターと現場に出入りする特定の愛護活動家の間で話がまとまり、職員が現場裁量で制度化し上の承認を貰う。行政は経緯は公開しないし(公開するほどご大層なことではないと思っている)、公文書として「口利き」の事実は何も残っていないケースが多い。
 だから、この点を改めれば良いのである。口利きは必ずメモをとり、公文書開示請求の対象とすればいい。行政のトップに働きかけるなら、その切り口でもっていった方が有効である。「馴れ合い談合排除」のコンセンサスは既に確立されている。

 なぜ、こういう形態でずるずると来て問題とされなかったかと言えば、一番大きな要因は動物保護団体に法規制がないからだろうと思う。愛護団体の法規制は今回の改正法で第二種取扱業が新設され、届出制でスタートしたばかり。環境省は現段階で愛護団体の実態調査をして、次回法改正の更なる規制につなぐ姿勢を示している。現場の行政職員も今は未だ判断の決め手を欠く中で、対立する主義主張の板挟みになってはうんざりする。
 大体、主義主張なんてつまらんさ。ノーキルを主張していても、主張する人の運営する施設が適正数管理で獣医療ケアも行き届き、ケアが行き渡っているのなら、問題はないのである。

 井上の「すべての生命を尊ぶ会」が問題とされているのは、収容実態が酷いからである。複数のブログで具体的に指摘されている。移転前は神戸市に居住していたので譲渡団体に登録したようだが、京都に移転後も神戸市登録がそのままになっているのは、どうなんだ?神戸市が他県に所在地を置く井上に収容動物を譲渡するのが、私には先ず納得いかない。これだけ問題点が指摘されている団体が、神戸市行政の監視の目が行き届かない遠隔地に移転したのであれば、現場裁量で登録を取消すのが妥当だ。譲渡団体要綱はどうなっているのだろう?要綱の見直しを検討する必要があるのではないか?

【追記 2014/8/17 神戸市在住の「すべての生命を尊ぶ会」会員がいて、そこが窓口になっているので、井上の移転(施設移転)にも拘わらず登録が有効だそうです。】

 神戸市は要綱見直しの公開討論会を開催してはどうか?
 ブログでやりあっていても着地点がない。登録している団体と個人、第三者的な有識者で協議の場を設定し、会議は録音公開、傍聴も可の形で行えばいい。そういう手順を踏んでいくのが肝要と思う。

 1999年(平成11年)12月の動物愛護法大改正は決定的な変化だった。26年ぶりの改正だったが、それまで内閣府預かりだったものが、環境省所轄になった。予算もつけば施策もたてられる身分に昇格したのである!内閣府預かりなんざ、旗本の次男坊みたいなもので、禄もなく部屋住みでしかない。
 実効性のある法整備が始まって、まだ14年たらずの歴史しかない。
 もう14年経ったという気もする。新しい問題も出てきたが、大改正は決定的な変化だった。
 そういう背景、第二種動物取扱業規制もスタートした流れを踏まえ、将来的な展望も視座に置き、今一度、非常に良い機会なので、狭~い愛護関係者だけでなく一般社会を呼び込んだ協議の場を設定されるのが一番いいように思う。
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