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ドッグレースとハウンド系犬種


 「近親交配という犯罪システム」を読まれた方からメールを頂きました。

 20年以上前、お仕事で滞仏されていた時の経験話を、「詳細部には記憶違いがあるかもしれない」がと断ったうえで知らせて下さったものです。以下、ご紹介します。


 ハウンド系の遍歴は昔の資料、戦前の写真、私が始めてハウンド系に出会った30~40年ほど前、ヨーロッパの犬たちとの出会い&ドッグレースに参加したことで自然が求める骨格と入賞するショードッグの唖然とする違い、そして現在のドッグショーシステムが頭に入っている私としては、 他犬種でも様々な恐ろしいほどのアレンジが行われていることに愕然とします。

 また、私が日本のドッグショーの存在価値を認めない理由は、欧米のショードッグとは異なり<犬たちの犬らしい生活>が迫害されていると感じるからです。

 私はヨーロッパでドッグレースという犬のスポーツに出会いすっかり嵌ってしまいました。
 パリで普段はおしゃれに暮らす愛犬たちが、レースで犬本来の本能が目覚めて野性の一面を見せるすばらしいスポーツでした。

 私の犬たちはショーとレースの両方に通用するハウンド系を目指す稀有なブリーダーさんの下に生まれたことが幸いし、ヨーロッパチャンピオンシップレースにもフランス代表として参戦することができました。
 その経験により、ハウンドドッグの犬種としてあるべき自然な骨格と、ショードッグに現れる骨格違いが歴然と存在する事を理解し愕然としました。

 上記のスライドではグレイハウンドが変化の少ない犬として出てきているようですが、実際はショータイプとレースタイプには大きな違いがあります。
 また、ドッグレースでは興奮剤を使用する人間もいて、レースが終わって倒れ、倒れた状態でも走っていると錯覚した犬がその後亡くなったと聞いたこともあります。
 そんなことから、人間と同じで薬物検査の導入も検討されていたように思います。

 そのようにドッグレースにも裏面があり、勝てる(=速い)犬の産出を目論む人種により、酷い場合にはホイペットXグレイハウンドなどの繁殖などを行い、3~4世代かけてレースに出せるような風貌に戻すなど、乱繁殖が行われる現状があります。
 そのため、フランスで正式なドッグレースに出場するためには、ドッグショーに年3回以上(記憶に間違いがなければ…)出すことが要求されます。

 フランスでのドッグショーはそのために参加したものでしたが、ほとんどの犬が飼い主との暮らしを楽しみながら、飼い主と一緒にドッグショーに参加してる様子が見え、飼い主同士の情報交換も楽しく日本のドッグショーより遥かに勉強になりました。
 しかも、よほど偏ったブリーダーでない限り大型犬を狭い敷地で多頭飼育したり、コートを傷めない為にバリケンで管理するということはないように見受けられました。

 また、FCC(France Central Canin)では子孫を残す際に、両親がチャンピオン犬系の血統書(子犬に交付される仮血統書)を持っていたとしても発行されません。 血統書の申請には、種犬認定テストを事前にパスし本血統書が発行された犬同士の組み合わせであることが必要で、それが整っていない場合はたとえ有名ブリーダーの犬同士の子犬でも仮血統書の発行は行われません。

 さらに、犬種ごとの本能も種犬認定には重視されており、ハウンドドッグであれば籠に入ったウサギを用いて狩猟本能テストも行われます。
 私の犬たちがこの試験を受けたとき、ドッグショーで優秀な成績を収めていたアフガンの雄が二度目のチャレンジをしていましたが、ウサギにはまったく反応を示すことなく終わり、3回目のチャンスまで認められているのでそれまでにトレーニングをするなどして本能を呼び起こす努力をするように指南されていました。
 このテストに合格しないと、本血統書の申請もチャンピオン登録もできないので、飼い主さんは非常に困っているご様子でした。

 骨格的な種犬認定テストは多くのドッグショーで行われますが、狩猟本能のテストはそのための環境が必要となるため年に数回しか実施されず、子犬を残したい人や、チャンピオンとしての名誉を求める人間には、それなりの努力が求められます。
 つまり、単なる人間の見栄と趣味、犬で商売をしている人たちのためだけはなく、無責任な繁殖を防ぐ、また簡単に犬の高額売買ができないようにするシステムを管理するためにドッグショーが存在しています。
 同時に、犬を飼っている一般人には勝ち負けで一喜一憂するのではなく、その犬種の勉強を促す場となっているのです

 私がフランスに住んでいる間にドッグショーを楽しむことができたのには、そうった多面性があったからだと思います。

 猫派&勉学に励まれておられた仲市さんのフランス生活ではご経験されていない部分だと思いますので、純血種とJKCのあり方を考えるご参考になりましたら幸いと思い記載させていただきました。

 ただ、私が経験した時代とFCCの現システムには変化があるかも知れません。
 なにせ20年以上前の経験話ですので、詳細部には記憶違いがあるかもしれないことはご理解くださいませ。




 知らない世界の話なので、大変興味深く拝見しました。
 こんな動画を発見。レース前半で転倒し置き去りにされた犬が、疾走する群れに追いつこうとコースから飛び出し、コース外を直線に横切って、再びコースに飛び込み1着でゴール!tricheur ! (イカサマ師!)。

 経験した事のない世界なのでコメントは控えますが、日本でも犬橇レースや輓馬レースがありますね。家庭犬のアジリティー大会も開催されています。
 最近、家庭犬が警察犬にチャレンジする風潮が広まってきて、小型犬の警察犬も増えています。飼主と犬の相互理解が深まり、一緒に過ごす時間が長くなり、社会のお役にも立つとなれば、それもいいんじゃないでしょうか?

 信頼できる訓練士さんも増えてきました。
 一昔前と比べると、着実に指導者層は育ちつつあるそうです。この層が厚くなれば、訓練士も国家試験になり、自称の世界から抜け出し、社会化出来ます。

 
 ただ、ドッグレースもお金が絡み、ギャンブルになると闇の問題が大きくなりますね。
 日本では闘犬が問題視されていますが、アメリカではドッグレース禁止を求めて法廷闘争も行われています。
 使い捨ての動物虐待(レース後の大量殺処分)等も摘発されており、闇の部分が社会問題になっています。フランスのドッグレースはどうなのか?ちょっと検索してみましたが、アメリカのようにはヒットしてきません。法整備が既になされていたような記憶がありますが・・・?確認しないと確かなことは言えません。
 
 sport caninで検索すると、「Chien de course」というカテゴリーがあります。AgilityやDisc dog(これは何でしょう?犬のダンス?)まで包括的ですが、Combat de chiensもある。ページにとぶと闘犬の歴史的背景が簡単に紹介されているだけで、現在の詳しいことは分からないですね。時間のある時、調べて見ますね。

 この画像、この口輪はなんでしょう?埃を吸い込まないため?犬同士の噛み合いを避けるため?
 アメリカのギャンブル・ドッグレースの画像です。



raynham20taunton20racetrack204.jpg
Dog racing opponents win high court legal battle
(画像はJohn Tlumacki氏/Boston Globe Staff)
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