動物愛護団体ネットワークに自浄機能を期待出来るか?

 やまゆりファーム・岡田さんは「全国動物ネットワークANIMAL NETWORK JAPAN」の役員メンバーである。 ゆるやかなネットワークで、組織ではない。
 ああいう安易なネットワークは、生まれてはそのままになり、同じような発起人がネット上で呼び掛けて再編成しを繰り返してきた。ネットワークは数を追うので表面的には参加団体は多いが、ネットワークとして統制の取れた機動力はない。専ら、外部を対象とした抗議を呼び掛け煽動する母胎集団として存在を示すにとどまっていて、参加団体の水準アップの機能を果たしていない。

 運営委員である岡田さんが60頭の牛を飼育放棄して1ヶ月以上が経つ。10月24日に荷物をまとめて出て行ったきり、一度も世話に行っていないし、飼料も送っていない。一言の挨拶もせず、黙って出て行って「希望の牧場」に世話を任せている。これは異常な状況だ。
 「希望の牧場」は立場をはっきりさせていて、こういう状況の中でもやまゆり、希望の区別をつけず牛達の世話を分け隔てなく見ている。岡田さんがこの期に及んでも牛を連れて移転すると言い張るのを止めないので、岡田さんに今までの経費は請求しないので、年内に撤退するよう求めている。所詮、移転先など見つかる筈がない。岡田さんも人を頼ってみて、受け入れ先が無いことは承知している筈。格好がつかなくなればなるほど自縄自縛に陥り、頑なになっているが、愚かな事だ。いつでも遅いという事は無い。今更顔出し出来ない、自分から連絡する勇気もないというのであれば、雇った弁護士を通して、やまゆりの牛達の所有権放棄して、希望の牧場にお願いすると伝えて貰えば良い。

 相手方に無断の飼育放棄の状態は、社会一般常識でも許されない事だし、保護活動においては一番のタブーである。これをやってしまうと”保護活動ボランティア”から”憎むべき飼育放棄者”になる。やまゆりの60頭の牛達が毎日食べている飼料は、今冬の飼料備蓄が無い「希望の牧場」のストックなのである。現場が冬を乗り切ろうと総力を挙げている時に、こんな事がよく出来るなと思う。

 岡田さんは今までも、自分に意見する人とは関係を切ってきた。今もそういう性格が災いして、まともな助言をしてくれる人が周囲にいない。かってのやまゆりメンバーは皆、離れてしまい、希望の牧場と協働している。岡田さんの所属する全国動物ネットワークは、岡田さんの飼育放棄に何も言わないのだろうか?
 
 「公益社団法人日本動物園水族館協会」は倫理要綱を規定して、参加団体の動物福祉基準の向上に自助努力をしている。何年も前、志村動物園のアイドルスター、パン君が襲撃事件を起こした事があった。協会は事件前、何回も倫理委員会を開き、改善勧告等を出したのだが、パン君を所有する団体は受け入れず脱会した後、事件は起きた。
 強制力は無いから、勧告を受けた側が脱会して好きなように続けるケースもあるだろう。それでも、倫理要綱を定め、それに基づいて自他を律していく積み重ねが道を作っていく。

 *参照:「<アイドルは商品?>予見された「志村動物園」パン君の襲撃事件

 市民活動団体は一番微弱で人材も少ない。だから一番遅れをとるのだが、そろそろ倫理要綱に基づくネットワークが誕生してもよさそうに思う。
 大震災以降、公益社団法人日本動物福祉協会と公益社団法人動物病院協会が、シェルター・メディシン・連続セミナーを毎年開催している。福祉協会の山口千津子先生によれば、段々、参加団体が増えてきているらしい。将来的に、要綱を共有するネットワークの誕生に繋がる事になればいいなと思う。
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