パンドラの箱が開いた時:「希望の牧場」の問いかけるもの

 「決死救命、団結!」――希望の牧場・吉沢正巳の訴え(前編)-1
 フリーランスライター、畠山理仁(はたけやまみちよし)さんの記事です。ツイッターはこちら

 福島第一原発事故で、吉沢さんの住む、浪江町の生態環境は一瞬の内に崩壊した。
 吉沢さんは無人となった其処に留まった。彼は牛飼いだった。牛と共に留まった。
 原発事故後も、彼は同じ場所で牛飼いを続けている。
 国の全頭殺処分政策に抗い、吉澤さんとボランティアさん達は苦闘しながら300頭以上の牛の命をつないでいる。岡田さんが無断で飼育放棄し、置き去りにした「やまゆりファーム」の約60頭も含まれる。ただ牛を生かし続ける事に何の意味があるのか?自問自答しながら日々餌をやる。大型草食動物の牛は食べる、食べる、食べる!吉澤さんは備蓄ロール(飼料を梱包したもの)の不足を夢にまで見るらしい。出張中、仮眠している吉澤さんが寝言を言うので、スタッフが「ロールはどこに置いてあるの?」と話しかけると、ちゃんと答えたというから泣ける!

 『「希望」という名は、そんな深い絶望の中でつけたんだ』
 絶望の中で希望を見失うまい、見出そうとする日々の営み。多かれ少なかれ、私たちは皆、そうして生きてきた。「希望の牧場」の問いかけや、自問自答は共感を呼び、胸を打つ。そこには人がいる。

 福島第一原発事故は「パンドラの箱」だった。
 科学者の好奇心は赤ちゃんの好奇心同様、大切にしなくてはいけない。
 とやこう規制すべきではない。
 同時に、科学者は科学にだけは嘘をついてはいけない。社会に嘘をついてはいけない。
 赤ちゃんを見守りながら、赤ん坊が刃物をつかむのを黙って見ている母親はいない。
 福島第一原発事故収束の見通しが立たない中、社会は黙って原発再稼動を容認しない。
 下手な実験をしてくれるな。危険な遊びは止めさせよう。

 再稼動反対!
 「大間原発が審査入り=柏崎、高浜の対テロ施設も—規制委
 「電事連会長「2015年は原発再稼働に全力  高浜再稼働の際はMOX燃料を装荷へ
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