京都市動物迷惑防止条例案:THEペット法塾の虚偽的で煽動的な記載

 去る2月7日、THEペット法塾主催で「京都市・野良猫餌やり禁止条例と野良猫保護」が開催された。
 THEペット法塾公式サイトで、2015年1月13日付けの「京都市・野良猫餌やり禁止条例と野良猫保護」の開催ご案内をパッと見た時、私は一瞬頭が混乱した。
 「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」が公表され、平成26年12月15日(月曜日)~平成27年1月14日までパブリックコメントを公募しているのは知っていたが、「餌やり禁止条例」と言えるような内容のものではなかったのである。それで一瞬頭が混乱し、別の条例案が出てる?変だねと検索かけて確認し直した。もし、お腹を空かせて餌を求める猫に餌をやってはいけないという一律の条例案が出てきたのなら、そんな乱暴な話はない、「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」程度にとどめておかねばなりませぬ。
 確認すると、THEペット法塾が「京都市・野良猫餌やり禁止条例」と呼称している条例案は、「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」の事だった。
 THEペット法塾はこういう不正確で、故意に誤解を生じさせ煽動的な書き方は止した方がいい。それこそ不誠実である。あそこはいつもそうだ。京都市が「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)の制定に関する本市の考え方について」において次のように述べたのももっともである。



 本市では,野良猫等への無責任な給餌(餌やり)に関する規定を含む「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」について,平成26年12月15日から平成27年1月14日までの間,その骨子をお示しし,制定に係る市民意見の募集を行ったところです。

 その結果,3,005通と全国から大変多くの御意見をお寄せいただき,また,その多くは野良猫への給餌に関する規定に係るものでした。しかし,インターネット等を通じまして,本市の条例が,「給餌者に猫を自ら飼養することを課す」もの,あるいは,「「まちねこ活動支援事業」に反する給餌が禁じられ,罰則が課される」ものといった誤った情報が一部の団体等により広められておりますことから,御意見の中には,このような誤解に基づいて,反対されるものも多数ございました。

 このため,先にお知らせをいたしました本市の考え方に加え,本条例の制定に関する本市の考え方を改めてお伝えさせていただきます。

 皆様に,この問題について正しくお考えいただく機会となれば幸いです。

 京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)の制定に関する本市の考え方
 京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)の制定に関する本市の考え方(PDF形式, 268.38KB)
 本市の考え方を掲載しています。



 それに対してTHEペット法塾も意見書を掲載。
 「 2015年2月12日京都市ホームページ広報に対する意見◆
 ついでに緊急集会の報告はこちら。
 「◆京都緊急集会「京都市・野良猫餌やり禁止条例と野良猫保護」ご報告◆

  THEペット法塾が依存する支持母胎は、糞味噌一緒の餌やりおばさんやおじさんである。政治は数だ、質ではない。神輿を担ぐ不特定多数を集めなくてはならぬ。ペット法学会の吉田氏の声掛けで、植田弁護士は松田早苗氏を紹介され、弁護士主催の会を設立する事になったのだが、排斥的な性格が災いして松田氏は直ぐにお払い箱になった。人集めの役に立たなかったのである。アライブ系の人達に任せると、相手かまわず声をかけていくので、集会の動員は確保された。アライブ系の人や猫おばさんだけだと、集会にこれだけの数は集まらない。弁護士を神輿に据えたので数を揃える事が出来る。その点で両者の利益が一致した。一致したところで相互依存関係が生じるのは必至。成り行き上、餌やりおばさん達の一方的な主張が反映されるのも当然で、支持母胎の要望に沿った活動をしなければ会は崩壊する。こうしてTHEペット法塾は、サイレントマジョリティーと対立することになったのである。
 
 京都市の考え方を適正に理解せず、煽動に乗った馬鹿馬鹿しい意見を行政がどう扱うか知っています?
 脇にどけるのだ。
 骨子案をろくすっぽ読みもしない連中が煽動に乗り、煽動する側は数を恃んで一方的な主張を通せると思っているのなら、時代錯誤である。その戦術は長年続いたので、行政側には免疫も出来てきたし、平成11年の動物愛護と管理法の大改正以降、法整備が進み自治体もペット行政に着手するようになった。動物愛護と管理法等に準じて自治体独自の見識も育ってきた。

 THEペット法塾も進化しなければどんどん傍流に追いやられる。

 (続く) 
野良猫餌やり規制/京都市が条例案
>それによると、パブコメは3005件で、平均件数237・2件(2013年度)を大きく上回り、規制に対する反対意見は2245件だそうです。
 反対意見を差し引くと760件で平均の3倍超になり、確かに高い関心を思わせます。2245件の反対意見は、ペット法塾等の動員組織票と見做すことも出来るので、さほど意味はありません。大体、呼び掛けがあると3千位は集まるものです。
 動員の実態はネットで検索すると歴然としており、定番の手口です。パブコメ提出者には規制対象となるであろう餌やりおばさん、おじさんが多く含まれていても不思議はありません。

 京都市はパブコメ結果を公開。
 ・「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」の制定に係る意見募集結果について  
 同じ文言の意見の件数まで集計しました。
 手口は周知されていますから、その不誠実な手口に対し、今回、京都市がスマートに上手に出た按配です。

 ハンナ・アーレントが政治的経済的イデオロギーについて次のように言っていますが、動物愛護運動も、「現状のリアリティー」から懸け離れた主義主張ばかりを念仏のように繰り返しても、何も進まない事に気付くべき。

ハンナ・アーレント @hannaharendtbot
 民族主義と国際主義資本主義と帝国主義社会主義と共産主義のような19世紀イデオロギーを主義主張として掲げている人びとは依然としてまだ大勢いるがこれらはもう現代世界のリアリティーからかけ離れている。しかし戦争と革命は今日なお重要な政治課題となっているのである。(『革命について』)
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Re: タイトルなし

> 野良猫をゼロにするための手段だったのが、餌やりを正当化する目的に変わっていったのだと思います。

 そういう個人も少なくないですね 笑い。”迫害されてきた餌やり”が市民権を得たと思い込んで、強面に、一方的に主張しトラブル起こす人達もいます。ただ、それはあくまで個人レベルの話と捉えた方がいいように思います。面倒臭がらずにね、具体的に、現場現場で、地域と個人を特定して考えて話し合ったほうがいい。
 グローバルに捉えてしまうと、反って問題がどこかに行ってしまう。

> ふつうの感覚だと動物の身体を傷つけて事故死や病死を待つ取組に抵抗がありそうなもんですが、TNRを続けてるうちに感覚が麻痺するのかもしれませんね。
>
> 地域猫ビジネス団体の「手術と耳カットで愛され猫♪」みたいな宣伝文句には強烈な違和感があります。
> 不適切な屋外飼育と変わらない訳で

 私もさかなさんと同じで、TNR活動をメインにする気には到底なりません 笑い。
 TNRも1頭1頭と向き合えば、手間隙、時間はかかる、到底、数はこなせない。リスクを最小限に抑えた丁寧なやり方をすれば、必要な実働要員を揃える事は出来ない。だから、TNRの現場を詳細に見ていくと、乱暴な事をやってます。どうぶつ基金は、頭数を追うあまり、一見して具合の良くない野良猫も、幾らなんでも8週齢に達していないと思われる幼齢も、かまわずやる方針で、現場ボラさんが自宅に連れ帰ったりすると、女房が「どこに隠したんやー!」と怒鳴るそうです。


 さかなさんと意見が異なるのは、殺処分ゼロと同じで野良猫ゼロも、私は目標設定する必要はないと思っているんですね、それに関しては改めてボチボチ記事にしていきます。

>「地域猫」が施策として誕生した背景に、屋内飼養が限界、譲渡が限界の現状がある
>あぶれてしまった猫を、一部致死処分、一部不妊去勢して餌を与え、一代限りの命を地域で看取り


同感です。

野良猫をゼロにするための手段だったのが、餌やりを正当化する目的に変わっていったのだと思います。

ふつうの感覚だと動物の身体を傷つけて事故死や病死を待つ取組に抵抗がありそうなもんですが、TNRを続けてるうちに感覚が麻痺するのかもしれませんね。

地域猫ビジネス団体の「手術と耳カットで愛され猫♪」みたいな宣伝文句には強烈な違和感があります。




不適切な屋外飼育と変わらない訳で

Re: さかな様

> >今の段階で、一律な餌付け禁止は上手く行きません
> >餌付け禁止は、野良猫の一律致死処分に直結し易い。そういう乱暴な野良猫問題解決法をとる社会は、他の問題でも切り捨て、放置のやり方をするでしょう。その怖れから、私は一足飛びの問題解決に賛成しません。
>
> 餌やり禁止はそういう意味ではないんです。
>
> もし餌やり禁止=地域猫の否定だと捉えられてるのならそれは違います。
>
> 猫の身体を傷つけ、病死や事故死を待ちながら屋外で餌を与え続ける活動を最優先に考えるのではなく、先ずは新しい飼い主を探して屋内飼養を検討するのが原則だと思います。


 さかなさんの「原則餌やり禁止」が、そういう意味でおっしゃっているのなら、それはその通りです。

 ただ、一つ指摘したいのは、「地域猫」が施策として誕生した背景に、屋内飼養が限界、譲渡が限界の現状がある。あぶれてしまった猫を、一部致死処分、一部不妊去勢して餌を与え、一代限りの命を地域で看取りましょうという流れなのですね。そういう事実関係共有して、意見を出していかないと話がかみ合いません。

 譲渡は限界ですし、これからますます先細りになる時代です。

>今の段階で、一律な餌付け禁止は上手く行きません
>餌付け禁止は、野良猫の一律致死処分に直結し易い。そういう乱暴な野良猫問題解決法をとる社会は、他の問題でも切り捨て、放置のやり方をするでしょう。その怖れから、私は一足飛びの問題解決に賛成しません。

餌やり禁止はそういう意味ではないんです。

もし餌やり禁止=地域猫の否定だと捉えられてるのならそれは違います。

猫の身体を傷つけ、病死や事故死を待ちながら屋外で餌を与え続ける活動を最優先に考えるのではなく、先ずは新しい飼い主を探して屋内飼養を検討するのが原則だと思います。

Re: タイトルなし

> 結局のところ屋内終生飼養と無責任に餌を与えてはならないという原則を徹底できない野良猫に纏わるトラブルは解決しないように思いますね。


 現在の多くの住宅エリアでは、おっしゃる通りだと思います。農村地帯でも、住宅が狭いエリアに集中していれば、似たような状況ですよね。
 そういう環境では、ほとんどの住民が、自主的に自粛モードです。

 公団など、問題が生じて聞取り調査をしてみると、不適正飼育(知的障害者の飼育も含む)、単なる規約違反(飼育実態に関してはどこからも苦情が出ていない)等を含んでも、多くて全体の3%。野良猫の餌付けは1%くらいのものでした。逆に言えば、その1%が問題を起こしていますし、リピーターです。
 公団を出れば、移転先でも同じ問題を起こしています。

 今回の京都市の条例内容の実質的な規制対象は、その1%です。猫ではなく、不良自称ボラですね 笑い。

 ただ、今の段階で、一律な餌付け禁止は上手く行きません。餓えてる野良猫が異様な形相で徘徊する環境は好ましくない。多くの人が落ち着かない気持ちになるでしょう。餌付け禁止は、野良猫の一律致死処分に直結し易い。そういう乱暴な野良猫問題解決法をとる社会は、他の問題でも切り捨て、放置のやり方をするでしょう。その怖れから、私は一足飛びの問題解決に賛成しません。問題解決は煩わしさも伴うし、忍耐も要します。
 
 「地域猫」は元々、今の時代を過度期と捉え、野良猫頭数の逓減目的で立案された施策です。全体から見れば、確かに野良猫数は減ってきています。致死処分と併行する形で減らしてきた。
 局所的に短いスパンで見ると、十年一日、相も変らぬ猫被害に悩む地域もありますし、問題のない集落もあります。地域的な具体的な取組みが必要と言うのは、そこなんですね。一律には考えられません。

 いろいろな考えがあって良いと思います。投稿、有難うございました。

 

丁寧なお返事ありがとうございます。

餌やりの是非以外は概ね同意です。

どうぶつ基金やペット法塾の支持者のブログを拝見してますと「餌やり禁止で猫を餓死させるな!」「餌やりは正義だ」という論調の意見を見かけますが、飼い主のいない猫を助けたいのなら、無責任に餌を与えるのではなく、責任を持って終生飼養するのが原則だと思います。

今回の条例は餌やりの免罪符として地域猫活動を利用してきた人達にとっては、ある種の踏み絵なのかもしれませんね。

かと言ってさんかくたまごのような「地域猫は悪影響しかないので餌やり禁止と駆除を徹底すればよい」という意見が正解だとも思えません。

改正遺失物法を悪用して保健所へ丸投げする警察、批判を恐れて引き取り拒否をする保健所、餌を与えるためにTNRを悪用する餌やり活動家、それを地域猫として宣伝してしまう行政、誤った正義感で猫を毒殺する自称愛護活動家、すべて間違いだと思います。

結局のところ屋内終生飼養と無責任に餌を与えてはならないという原則を徹底できない野良猫に纏わるトラブルは解決しないように思いますね。

Re: さかな様

> それだと状況に応じて禁止しなければならないので、状況が悪化する可能性がある以上は現実的な施策ではないと思います。

 京都市の条例案は、さかなさんがおっしゃる「状況が悪化する可能性」を未然に防止する目的で策定されていますね。パブコメを反映して、具体的な基準も設定されました。成立した後ば行政に丸投げではなく、京都市民が条例を使って地域の野良猫状況を改善していかれれば良いと思います。


> 飼い主のいない猫の対策は無責任に餌を与えるのではなく、自ら飼い主になるか、新しい飼い主を見つけるのが原則です。
> 餌を与えるという行為は動物管理の手段であり、餌を与える口実として地域猫という取組がある訳ではないので、野良猫に餌を与えてはならないという考え方は正しいと思います。

 多くの一般市民が、野良猫を可哀想に思っても、責任を負えない以上、餌をやってはいけないと自粛しています。周囲に迷惑がかかると思うからです。原則、餌を与えてはいけないという事ではなく、むしろ逆ですが、大多数の人の住んでる環境が、餌付けを自粛させる環境です。さかなさんのおっしゃる「原則」は、そういう前提に立った「原則」ですよね。絶滅危惧種保護目的で、野良猫に措置がとられたり、屋内飼育義務を課している地域もあります。地域事情によって異なるんですね。

 一方で、保護して飼うつもり(あるいは貰い手を捜すつもりで)で、一定期間餌付けしながら馴らしていき、最終的に家の中に入れる人達もいます。
 TNR-捕獲して、不妊去勢して、元の場所に戻す活動が、地域住民と軋轢を起こしやすいのは、ほとんどの場合、住民はエンドレスに野良猫被害を我慢させられるからです。また、不妊去勢すればいいというものではない、猫人口の過密状態が解消されなければ意味がないと考える人も多いです。一つの餌場に数十匹が集まってくるようでは、不妊去勢済みの猫でも、住民は承知しません。
 私も無責任な餌やりさんの餌場の猫を不妊去勢した事がありますが、餌場に10匹以上がいる場合、問題解消に至りませんでした。現況下では、一部殺処分と併行せざるを得ないでしょう。

 「餌を与える口実として地域猫という取組がある訳ではないので、」と、さかなさんが指摘したくなる「困ったちゃん」も一部いますね、笑い。京都市の条例案が成立すれば、こういう人達の餌付け行為に対する抑止力になりますし、行政処分が可能です。

 ペット法塾が「餌付け禁止条例」と決め付け歪曲して、京都市に言い掛かりをつけていますが、「餌付けを一律に禁止する」条例案ではありません。

お返事ありがとうございます。

>あくまで「餌やり禁止」は野良猫の人口過密状況から出てくる禁止令です。必要がなくなったら(状況が改善されれば)、廃止してもいい禁止令です。

それだと状況に応じて禁止しなければならないので、状況が悪化する可能性がある以上は現実的な施策ではないと思います。

飼い主のいない猫の対策は無責任に餌を与えるのではなく、自ら飼い主になるか、新しい飼い主を見つけるのが原則です。

餌を与えるという行為は動物管理の手段であり、餌を与える口実として地域猫という取組がある訳ではないので、野良猫に餌を与えてはならないという考え方は正しいと思います。

Re: さかな様

「 野良猫ですから、餌は与えてはならないのが正解でしょう。べつに乱暴な話ではないと思います。」

 そうでしょうか? 餌やり禁止条例がある所もありますが、あくまで「餌やり禁止」は野良猫の人口過密状況から出てくる禁止令です。必要がなくなったら(状況が改善されれば)、廃止してもいい禁止令です。
 野良猫も頭数が少なければ、大多数の住民は気にせず、許容します。
 飢えている猫に餌をやってはいけないのではなく、安易に餌付けをする事で、頭数が増え、悪臭が立ち、ノミ被害等が生じることで、地域の環境劣化を防止するのが趣旨です。一律、禁止は乱暴というのは、そういう意味です。

>腹を空かせて餌を求める猫に餌をやってはいけないという一律の条例案が出てきたのなら、そんな乱暴な話はない

野良猫ですから、餌は与えてはならないのが正解でしょう。

べつに乱暴な話ではないと思います。
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チッチ

Author:チッチ
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