「網に挟まれたトビ救出」ーNHK鳥取のニュースを見て思ったことー

網に挟まれたトビ救出
 NHK鳥取 2015年(平成27年)4月30日

 三朝町の国道沿い設置されている落石防止用の金網に野生のトビが挟まれているのが見つかり、保健所の職員などによって救出劇が繰り広げられた結果、トビは無事に保護されました。
 保護されたのは体長およそ50センチほどの野生のトビです。

 トビが見つかったのは三朝町穴鴨の国道179号線沿いに設置されている、落石防止用の金網で、見つけた近所の人から30日、役場に連絡がありました。
 連絡を受けた倉吉保健所の職員が現場に駆けつけて確認したところトビは高さ3メートルほどのところに挟まれて、外に出られなくなっていて、すぐに地元の建設会社に依頼してトビの救出劇が始まりました。

 建設会社の人が金網の一部を外した上で、網を使ってトビを捕獲しましたが、その直後に、トビが網から逃げて飛び立ちました。

 ところが、トビはすぐにガソリンスタンドの鉄柱に激突し、動けなくなってしまいました。
 このため、保健所の職員が再びトビを保護して、倉吉市内の動物病院で治療していて、回復すれば野生に戻されるということです。
 通報した60歳代の男性は「以前からイノシシなどほかの動物も金網と山との隙間に落ちるケースが相次いでいた。今回は無事に保護されてよかった」と話していました。



 昨夜のこのニュース、私も見ていた。
 今までも、金網の隙間の落下事故があったのに、放置されていたらしい。イノシシのような大きな動物が落下するとは、上のほうの設置はどうなっているのだろう? しかも住民のお話によれば、イノシシは白骨化するまで放置されていた。
今回のトビも救出が遅れた。1週間ほどそのままになっていたそうです。
 穴鴨は、倉吉を中国山脈方向に下て、482号線との分岐点付近になるらしい。179号線は、ウラン採掘、精錬工場があった人形峠を通って岡山に抜けていきます。山間部ですね。
 179号線の問い合わせをしたところ、国道でもメンテナンスは県がやっているということでした。

【追記 5/1】中部総合事務所の担当課と連絡がとれました。
 フェンス設置がどのようになっているか、詳しい事をご存知の職員さんから、後ほどお電話頂く事になっています。
 私が検討をお願いしたのは、フェンスの上に大きく隙間があるようなら、設置の時に防止策がとれないかという一点です。どんな風になってるか、未だ分からないので、今は連絡待ちです。
 電話がありました。地形によっては、全体をフェンスで覆って隙間を閉じているそうですが、穴鴨の場合、フェンスは高所からの落石が道路を直撃しないよう、受ける役割を果たしていて、隙間を閉じるわけにはいかないようです。これは仕方ないですね。パトロールはしてらして、地域住民の通報もあり、またドライバーの方も気がついたら通報して頂くしかないようです。


 トビは、鳥取県の傷病鳥獣救護事業の委託動物病院である、倉吉動物医療センター・山根動物病院に搬入され、高島先生が対応されていました。テロップには「獣医」とだけ出て、何とも雑な取材に憮然としました。取材陣に予備知識がない。好奇心もないんですね。だから、単なるトビの救出劇をカメラで追うだけで終わってしまう。
 短い時間に傷病鳥獣救護制度について触れることも出来ただろうし、前院長の山根先生が育てた公益財団法人動物臨床医学研究所>野生動物研究部の情報を県民に提供する事も出来た筈です。出来事の上っ面だけ報道してもメディアの役割を果たしたとは言えない。

 雑で粗野な感じのする取材でした。倉吉動物医療センターにも、高島先生にも失礼で、見ていて不快でした。無知はおそろしい!

【追記 5/1】 NHK鳥取放送局にお話させて頂きました。
 案の定、傷病鳥獣救護委託事業等についてな~んにもご存じありませんでした。
 画像になる取材を、それだけで終わらせず、次回からは背景にある法令や制度についてしっかりと情報提供して頂きたいものです。

 ちなみにトビは衰弱から回復し、放鳥されました♪
 仲間に伝えるんだよー、フェンスには気をつけて!
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