WAZAとJAZA問題に見る情報公開の差 

 【JAZA 2015】WAZA加盟継続の賛(99)否(43) に関連報道記事を追加しました。

 WAZAが「追い込み漁の残酷さ」を理由に、事実上JAZAに圧力をかけ太地町からの購入をストップさせた。太地町もJAZAも不満を抱えているが、それはWAZAのダブルスタンダードに釈然としない思いが残るからだろう。
 太地町は食用の捕殺と生け捕り捕獲の”追込み漁”を近年、区別して実施していると主張している。WAZAも納得済みと思っていたというような報道が見られるのである。それが事実だとすれば、食用捕殺の追込み漁の残酷さを、関係ないところで利用されたと感じても無理はない。JAZAは希少種等の入手ルートをWAZAに頼っている割合が大きいので、イルカとその他の需要を秤にかければ屈せざるを得ない。不当な圧力と受け止めているのだろう。

 では、その点を主張し、国際的な世論喚起の広報宣伝を十分しているのだろうか?しているのかもしれないが、少なくとも私は気付かないでいる。世間の大多数の人は、私程度にも追込み漁に関心を持っていない。せめて、私の目に触れるレベルでの一大キャンペーンを展開しないで、どうして太刀打ち出来ようか?大地町のシーシェパードの下卑た活動実態をこまめに発信しているツイッターがあり、私は見ているが、ほとんどの人は興味もないだろう。シーシェパードは国際的にも批判されている下地があるのだから、地元警察も行政ももっと思い切った措置をとり、彼らの実態を公開しても構わないと思うが、日本社会にその素地はない。情報公開を厭う日本社会は戦わずして負けてます。

 WAZAが今回、除名か追込み漁で捕獲したイルカの購入中止か、二者択一を突きつけてきた背景には、EU諸国で野生動物展示反対運動が強まっている事がある。オランダでは、サーカスの野生動物展示を禁止する立法が成立、今秋から施行されるが、野生動物展示に関わる立法化は今後も廃止の方向で進んでいくだろう。
 フランスに拠点を置くWAZAの倫理規定も、動物関連団体や知識人の思想と実践の発展に連動して進化してきており、日本とは状況が異なるのである。主張も独自の思想的バックボーンや情報公開を伴うものでなければ、対抗しにくい時代である。
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