【デンマーク】「ラジオ生放送で子ウサギ撲殺」について

 このパーソナリティーは、動物虐待で厳しく断罪されて然るべき。第一級殺兎事件というべきか。動物保護の偽善を問題提起したいのなら、スタジオに座っていないで、畜産現場や、子ウサギ屠殺方法(繰り返し殴る! Oh là là ! )を教わったというオールボー動物園(Aalborg Zoo)の現場取材報道すれば良かった!
 日本語の報道を見た大方の反応は、私の反応と同じでしょう。日本の中にいると反射的にそういう反応になります。社会風土の差異は、最初のリアクションには入って来ない。

 しかし、最初の反応が過ぎると、思い出されるのが、昨年、コペンハーゲン動物園(Copenhagen Zoo)が公開実施したキリンのマリウス安楽死処分です。Radio24syvのパーソナリティーも、動物園の餌用子ウサギの殺し方に準じたと言及しています。
 マリウスは殺されたあと、ライオンの餌となり、一部始終が公開された。主義に基づく主張や方針、啓蒙が情報公開と不可分に一体となっている。この差は大きいですよ。私達が「Radio24syv騒動」から読み取るべきは、その点だろうと思います。今回もマリウスの時と同様、抗議が殺到したし、脅迫まであった。その事実も公開されています。
 ・【動物園管理】キリンのマリウスー近親交配回避の個体の間引きー

 公開すれば激しい反発を伴う批判、非難、ボイコット運動も起きると承知の上で、あえて問題提起する。抗議する側も匿名に隠れず、公開の場で激しく応酬する、それが当たり前の社会風土。先ずはその風土を導入しないと。



生放送で子ウサギ撲殺 デンマークのラジオ局「畜産業の残酷さ伝えるため」
AFP=時事 5月27日

【AFP=時事】デンマークのラジオ局が25日、子ウサギを自転車の空気入れで殴り殺し、その様子を生放送した。ラジオ局側は、畜産業界の残酷な実態に焦点を当てる狙いがあったと説明しているが、同局には翌日、非難が集中した。

 ラジオ24syv(Radio24syv)はツイッター(Twitter)で、「余興のつもりでやったのではない」「人間の食用として、毎日数千の動物が死んでいる」と語った。

 同局によると、動物愛護に対するデンマーク国民の「偽善」を浮き彫りにする目的で、パーソナリティーのアスカ・ユール(Asger Juhl)氏が同日の生放送中に、アラン(Allan)と名付けた子ウサギの頭を繰り返し殴って殺したという。

 さらに同局は声明で、「われわれは無残な一生を送った動物を買って食べている。スタジオ内で殺されたウサギと同様、管理された状況下で殺された動物たちだ」と主張した。

 ユール氏はテレビ局TV2に対し、「頸椎(けいつい)を折るため、首の上を強く2回殴った」「オールボー動物園(Aalborg Zoo)の飼育員に教わった。その飼育員はヘビの(食用にする)ために毎週数匹の子ウサギを殴り殺している」と語った。

 ユール氏は死んだウサギについて、自宅に持ち帰って、6歳と8歳の子どもたちと一緒に皮をはいで肉を切ったと明かした。後にシチューを作って、朝のラジオ番組を担当しているパーソナリティーと一緒に食べるとつもりだという。

 ラジオ24syvは、「世界で最も産業化が進んだ農業部門」について掘り下げて伝えたかったとしている。同局によると、デンマークの畜産業界は「合理化により母ブタが育児能力を超える数の子どもを産むため、毎日2万5000匹の子ブタを殺さざるを得ない状況が生まれている」という。

 番組に対する国際社会の反応は、否定的なものが圧倒的に多く、同局が、「デンマークは肉製品の消費量が世界で最も多い国の一つで、消費者らは何の疑問も抱かずに安い肉を買っている」と英語で声明を出した後も、ソーシャルメディアではユール氏を「病んでいる」、「サディスティックだ」と非難する声が上がっている。【翻訳編集】 AFPBB News



参照サイト
 FB「Radio24syv」
 ・Radio24syvの声明文(英語版)
 ・殺した子兎を調理するユール氏  
 ・スタジオの子兎
 ・”Jeg har faktisk ・・・

 Denmark's news in English「Danish radio hosts kill baby rabbit on air
 
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