【豊田市】ゴミ屋敷と猫

 猫が絡んだゴミ屋敷のお話。
 もっとも、この住人が生ゴミも収集するので、猫は生ゴミについてきただけで、住人は猫収集はしていない。不幸中の幸い。
 ゴミ屋敷は近隣迷惑になるゴミだけに目をつけてもリピートするからきりがない。
 行政もよくやっているなぁと感心した。やっとそうなってきたかと感慨深いものがあります。
 「認知症や精神疾患が疑われる場合は医療機関や地域包括支援センターなどにもつなぐ」必要性は、動物虐待やアニマルホーダー問題にもあります。多部署間のクロスレポーティングの体制が問題解決に有効ですよね。
 


住人の状態見極め対応を 豊田の「ごみ屋敷」民家
中日新聞 2015年6月22日

 大量の空き缶をため込んだ名古屋市の民家が注目されたばかりだが、豊田市保見ケ丘の住宅街にも地域住民から「ごみ屋敷」と呼ばれている民家がある。市などがこの家の住人を説得して撤去を試みても、再びごみがあふれる状態が十年以上繰り返されてきた。対症療法ではなく、住人の心身の状態を含めて原因を取り除く解決策が求められている

◆散乱・撤去、10年繰り返し
 袋から散乱した生ごみに衣服、買い物かご…。二階建ての民家を大量のごみが埋め尽くし、一部は道路にもあふれ出る。
 「生ごみ中心だから悪臭がきつい。カラスが荒らし、周囲に散らかる」。近隣住民はあきらめ顔で嘆く。
 民家には男性(76)が一人で暮らす。十年以上前から近隣のごみステーションなどでごみを集め、家にため込むようになった。猫が複数居ついており、男性は取材に「猫の餌を探すためにごみを集めている。余分なものも多いので、ちゃんと片付けなきゃ、とは思っている」と話した。

 市によると、市や地元自治区は二〇〇三年から少なくとも十三回、民家や周辺のごみ撤去を繰り返している。男性の同意を得て敷地内のごみを「ボランティア」で搬出したり、道路にはみ出た分は行政代執行で撤去したりする。
 最近では二月に自治区と市が可燃ごみ三・三トン、不燃ごみ五百八十キロを処分した。だが四カ月がたち、再びごみはあふれ返る。

 豊田市の事例に限らず、何度片付けても、ごみ屋敷状態が改善されないケースは全国各地にある。内閣府の調査によると、住人の中には認知症や精神疾患、体力の衰えなどを伴い、生活する上ですべきことができないセルフネグレクト(自己放任)と呼ばれる状態であることが多い
 「目の前のごみを片付けるだけでは意味がない。足しげく通い、住人と信頼関係を築くことから始まる」。こう指摘するのは、東京・足立区生活環境保全課内にある「ごみ屋敷対策係」の伊藤勝美係長(61)だ
 足立区はごみ屋敷問題を専門に受け持つ同課を設置し、専属職員五人で解決を図る。住人や離れて暮らす親族を捜し出して何度も接触し、片付けを促す。清掃後も再びごみをため込まないように職員が頻繁に訪ね、認知症や精神疾患が疑われる場合は医療機関や地域包括支援センターなどにもつなぐ。
 こうした手法で過去三年間に区内のごみ屋敷問題六十一件を再発のない解決に導いた。自治体によっては私有地でも強制撤去ができる条例を設けたり、住人に撤去費用を支援したりする例もあるが、まずは病気がないかなど住人の状態を見極めることが重要だ

 豊田市はごみ屋敷問題を専門に見る職員や部署を置いておらず、近隣住民には市にさらなる対応を求める声もある。担当の一つ、市ごみ減量推進課は「市内で深刻なごみ屋敷が他になく、新たな部署を設けるのは難しい。男性と粘り強く話を重ねて対応を続けたい」と話す。(河北彬光)





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