ペットに関わる慰謝料

 人でもない物でもない、第三カテゴリー:"法律学の土台に地殻変動を起こす動物法" に関連して、ペットに関わる慰謝料の判例が紹介されている記事がありました。執筆者は細川敦史弁護士です。
 意外と古くから認定されていたんですね。1961年といえば、私は未だ11歳。未だ野良犬が多く、徘徊してました。

 第19回 事故でペットを死なせた 慰謝料は増加傾向


 ペット死亡による慰謝料を認める裁判例は、特に新しいわけではなく、古くは1961年9月11日東京高等裁判所判決があります。判決書では次のように判断されています。

 「一般に財産権侵害の場合に、これに伴つて精神的損害を生じたとしても、前者に対する損害の賠償によつて後者も一応回復されたものと解するのが相当であるけれども、時として単に財産的損害の賠償だけでは到底慰藉され得ない精神上の損害を生ずる特別の場合もあり得べく、他人が深い愛情を以て大切に育て上げて来た高価な畜犬の類を死に致らしめたようなときは正にこの例であつて、被害者は仮令畜犬の価額相当の賠償を得たとしてもなお払拭し難い精神上の苦痛を受けるのは当然であり、これはもとより当事者の予見しうべきところであるから、控訴人は被控訴人がジミーの死亡により蒙つた精神上の損害に対する慰藉料をも支払うべき義務ありといわなければならない

 「被控訴人はジミー負傷後直ちに治療費九千円を支出して獣医師の許で十分の手当を尽くし、その死亡後埋葬料二千円を払つて手厚く回向院に埋葬した事実を認めうべく、これと前記の如きジミー死亡に至るまでの経過を参酌すれば、控訴人の支払うべき慰藉料額は金三万円を以て相当額と認める」
 


 3万は安いなと一瞬思ったのですが、当時の3万円は大卒男子初任給の2倍弱。単純計算すると、今の40万前後に相当します。
 細川氏が例示する判例では、特に慰謝料額が高額になったとは断定出来ませんが、注目度が高くなったのは事実です。
 
 「人でもない物でもない」第三カテゴリーが、日本の民法で規定されるのは、それ程遠い先のことではないと期待しています。
 動物法の進展は、私達の環境権を守り、商業の自由の行き過ぎを規制する役割を果たしていくだろうと思っています。
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