トランプ・ショックートランプのババ掴むってどうよ?-

 トランプ・ショック、尾をひきますね。
 一昨夕、6時のニュースでトランプ当確を知った時のショック。・・・OMG!
 米国大手新聞は接戦をヒラリーが制すと軒並み予想していたから、午後の早い段階でヒラリーが遅れをとっているのは見たけれど、開票が進むにつれ逆転すると信じていた。・・・いきなりぶちのめされたようなショック。

 当日は夜食もとらず、そのまま眠り、目覚めた時には元気を回復していたけれど(睡眠は最良の回復剤!)、政治家として未知数のトランプ大統領誕生に、流れてくる関連記事を読めば読むほど気が滅入ってくる。
 米国民はトランプのババを掴んだ!

 ネトウヨや利権絡みの人々だけでなく、普通の、何といって問題を起こさない堅実な中産階級や、不満の鬱積しているブルーカラー層も少なからずトランプ支持に回った事実が、私にショックを与えた。
 日本国内でもヨーロッパでも同様の現象が起きていて、本格的に”暗い時代”に入り、この強いうねりはトランプを支持した人々の生活をも脅かす形で進行していくのだろうという嫌な予感が拭えない。

 トランプの出自は富裕層で政治家のキャリアはゼロ。政治家としてまったくの未知数。経歴や言動からは、強欲で快楽的な人となりが見える。格差是正に動く筈はないだろう!一握りの人々の既得権益を死守する側の人だ!
 ヒラリーやオバマは中産階級出身で、努力と実績でキャリアを築いてきた人々だ。若い頃から一貫して社会の歪みや格差、差別の是正に取り組んできて、そこにブレはない。

こんな画像がツイッターで流れてる(*^_^*)
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 変革を望んでトランプを支持した人々が不気味に思え、私を遠ざける。同時に私は堅実な市民層を否定的にはとらえていない。あらま、なんてことしてくれたの!?と思っても、連帯感を失うには至らない。
 トランプ氏に何を望んで、否、何を錯覚して一票を入れたのだ?彼はあなた方の利益をはかる人じゃない。
 変革を望んでババを掴むのは目新しいことじゃない。歴史上、繰り返されてきた。

 まぁ、しかし諦念に流されているわけにもいかない。
 池内 恵氏がfacebookで、ペギー・ヌーナン氏の論評を取り上げていた。ヌーナン氏の言論を取り上げているネット言論は少ないようなので紹介しておく。

 ・【寄稿】同胞を見捨てる世界のエリート
 
 『 しかしメルケル氏の(難民受け入れの)決断には根本的な問題がある。見ての通り、この決断は今や西側社会全体に広がっている。メルケル氏はとてつもなく大きな文化の変化という重荷を自分や自分の同類で引き受けることはせず、厳しい生活を送り、このような重荷に対処するだけの資源を持たず、特別に保護されることもなく、金もコネもない普通の人々に背負わせた。メルケル氏や内閣、政府、それに移民をめぐる決断を称賛したメディアなどの文化装置は一切影響を受けなかった。今後も影響を受けることはないだろう。』
 つまり、理念として尊重され、大多数の賛同支持を得る理念を実現する負担は「重荷に対処するだけの資源を持たず、特別に保護されることもなく、金もコネもない普通の人々」にしわ寄せされる現実があるという事実。
 堅実な一般市民は一足飛びの革命は望まないし、忍耐強い。変革は徐々に、少しずつ良くなっていくだろうと我慢をする力も理性も良識も持っている。社会全体としては良くなっているのが、それが自分の生活や身近な所で目に見える形で見えにくいと不満が蓄積してくる。何十年待たせるんだ?格差は広がっていくばかり。不満は、理念そのものを否定的に見る劣化した感情を形成していく。


 『社会の頂点に立つ人々の生活は何も変わらない。さまざまな文化を融合させ、毎日のように起きるいさかいを乗り越え、犯罪や過激主義、街で起きている恐ろしい出来事に対処するという難題を押し付けられたのは、ほとんど何も持たない人々――私は「保護されていない人々」と呼んでいる――である。戦いは彼らにゆだねられた。年月をかけて徐々にこうなったわけではない。突然、収束する気配のない現在進行形の危機に放り込まれたようなものだ。こうした状況を解消しようとするほど彼らのことを気に掛ける人はいない。

 いずれの問題についても権力の座にある人間が心配している様子はない。労働者階級や中産階級がショックを受けて憤り、反発すると、頂点に立つ人々は彼らを「外国人嫌い」「偏狭」「人種差別主義者」というレッテルを貼った。一方、決断は下すが、その代償は一切引き受けない、社会から隔絶された人々は「人道主義者」「思いやりがある」「人権のヒーロー」と言われた。』

 自分達と同じ土壌から輩出した最良の人々で構成されるエスタブリッシュメントの世界が、隔絶した既得権力のように思えてくる。権力の座に誰が適任か考える事を停止し、権力に攻撃的に挑戦し受けを狙う人に同調していく。大衆がエリート層を見限る現象が顕著な時代に、私達は生きている。
 この断絶感をなんとか修復しないと、大衆の多くが選択を誤る連鎖反応が続くだろう。

 米国大統領選挙で敗北した人々も、勝利した側にほぼ拮抗する勢力だった。負担を担いながら選択を誤らない人々も、匹敵するだけの数が存在するのである。絶望するのはよそう。一般投票では、クリントン氏が僅差でトランプ氏を上回ったのである。
 そうだ、今回の敗北を乗り越えていこう。決して諦めてはいけない。

 メルケル氏の祝辞が秀逸!
 Angela Merkel congratulates Donald Trump — kind of
 『"Germany and America are bound by common values — democracy, freedom, as well as respect for the rule of law and the dignity of each and every person, regardless of their origin, skin color, creed, gender, sexual orientation, or political views. It is based on these values that I wish to offer close cooperation, both with me personally and between our countries’ governments.”』

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