元裁判官・瀬木比呂志氏著、小説「黒い巨塔」

 「黒い巨塔」が刊行されたそうです。
 小説ですよ(* ´ ▽ ` *) 

【追記:鳥取県立図書館が本書を発注済み。私は2番目に予約しました。年末年始には間に合わない、来年の”読み初め”は「黒い巨塔」で(* ´ ▽ ` *)】

 ・元裁判官が赤裸々に暴露「この国の司法では良心を貫くと挫折する」 いびつな日本の権力構造

 小説を読まなくなって年月が経ちました。それが先日、平野啓一郎さんの「決壊」を読み始めた。
 平野啓一郎さんのFBを拝読しているので、何気なく図書館から借り出したのである。読む気がしなければそのまま返せばいいや位の気持ちだったのだが・・・、読んでます(*^_^*) 少女時代と違い、一気に読了は出来ない。でも、毎晩、読み耽る時間が長くなっていきます。興味をひかれたのはインターネットと実生活の交錯が書かれていること。
 
 小説「黒い巨塔」も読ーもーっと!

 『 戦後もなお裁判所の力は弱く、権力とのつばぜり合いの中で、政治の方を見るようになっていった。さらに、組織を強くするという名目のもと、本来、裁判所ではあるべきではないピラミッド型ヒエラルキーを強化した。そこで際限のない出世競争が行われているんです。

 アメリカでは法曹一元で裁判官に上下関係などありませんし、出世もない。最高裁判所の判事に、地方裁判所の判事が最敬礼するなんて日本だけ。上下関係は本来、あってはならないんですよ。』

 『――その結果、何が起こるのか。結末に本当に驚かされる、原発差し止め訴訟の統制とその暗い結末が描かれていきます。

 日本の権力構造の最大の問題は、客観性がないこと。原発行政とその差し止め訴訟を調べるとはっきりわかります。私は元裁判官ですから、中立的な立場から見ていったんですが、日本の原子力行政は確かにおかしい。

 これは本書にも出てきますが、原子力ムラでは、3つの前提が語られていたんですね。「30分以上の全電源喪失は続かない」「日本ではシヴィアアクシデントは起きない」「日本の原発の格納容器は壊れない」。

 これらの言明には何の根拠もないんです。そして実際に東日本大震災によって、福島原発の事故が起きてしまった。

 でも、この3つの言明について、日本を代表する原子力学者たちがお墨付きを与えていました。福島原発事故のあと、欧米人と話していて、何度も驚かれました。どうして専門家がそんなことを言ったのか、どうして人々はそれを信じてしまったのか、と。

 説明しようがないんです。そして今またしっかり精査せずに再稼働させようとしている。欧米なら絶対ありえないと言われました。』
 (注:原子力村の大橋弘忠  「格納容器は壊れない-プルトニウムは安全」

 『 権力というのは必ず腐敗するものなんです。そして、本来、司法というのは権力をチェックするのが役割です。人が支配するのではなく、憲法や法律が支配する仕組みにしないといけない。

 だから、個々の裁判官だけが悪いんじゃないんです。日本人はそういう問題の立て方をしがちですが、それは違う。「権力構造」に問題があるんです。いい人がいても、押し流されてしまう。基本的な構造こそがまず問題にされるべきなんです。』

 一人の人間が裁判官に任官して、日常的に何を感じ、どういう人間関係の中で仕事をしているかは、外部の人間には判りづらい。日本人社会は「人間関係の中で」ものを考える社会です。欧米とは異なる。

 小説の形式でなければ伝わらない事は多いですね。
 私も動物愛護活動現場を舞台にプチ小説書いてみよか?
 内部の人間でなければ分からないことが多々あるのは同じです。
 
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