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神奈川県と広島県の「殺処分ゼロ」

 神奈川県と広島県は「殺処分ゼロ宣言」を掲げる点では同じだが、その実態は全く異なる。

 神奈川県に野犬はほとんどいない。
 昨年度の収容犬は、飼育不能が44頭、飼主不明犬が275頭で返還犬が176頭だから、差し引き144頭。
 なにっちゅうこたない頭数です。
 譲渡推進に協力する団体は50団体以上、トリミングやシャンプーのボランティアも16団体と、ボランティア団体の層が厚い。
 具体的な根拠に裏づけされた「殺処分ゼロ宣言」。

 広島県は、野犬の繁殖を押さえ込む事が出来ない状態で「殺処分ゼロ宣言」。
 平成28年度の飼主不明の収容頭数は、犬1531頭(内39頭返還)で、898頭の猫よりはるかに多い。
 平成26年度から収容数は5000頭台を横這い状態だ。

 それでも広島県動物愛護センターが殺処分ゼロを達成、継続中なのは、ピースワンコに譲渡しているからである。
 PWは2016年4月から、全頭引取り(年間約千頭)を開始。
 2年後の2018年5月現在、PWの収容犬頭数は2200頭で、一年間で二倍近くに増えた。
 1年前、私が見学に行った時も施設拡充中だったが、今も後追いの形で施設拡充を続ける。
 引取りを中止しない限り、永遠に施設は拡充され続ける運命にある。

 飼育従業員不足は解消され、現在89名。1人で約25頭をみている勘定だ。
 清掃等は業者に委託している。
 しかし、PWが”全頭引き取りありき”の運営方針を変えない限り、今の状況はたやすく変動する。
 従業員の離職率がひくくなったかどうかも、年間を通してみなければ分からない。

 広島県動物愛護センターは「殺処分ゼロ達成」と引き換えに、最大規模のシェルター崩壊のリスクを身内に抱え込むことになったのである。
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