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【災害派遣獣医療チーム(VMAT、ブイマット)】福岡県獣医師会


被災ペットを救え 福岡県獣医師会が全国初のチーム
西日本新聞 2013年5月16日

 動物たちも何とか助けたい-。福岡県獣医師会(約750人)が、大規模災害の発生直後にペットの救助に当たる「災害派遣獣医療チーム」(VMAT、ブイマット)を全国で初めて発足させる。多くのペットも犠牲になった東日本大震災を教訓に、被災地での救助法などの研修を受け、隊員に登録した獣医師が、要請に基づき現場に駆け付ける。15日には、VMAT体制の充実に協力する自治体第1号として福岡県糸島市が県獣医師会と協定を結んだ。

 飼い主を見失い、汚れた犬や猫、無造作に道路に横たわる餓死したペット…。震災から4カ月後の2011年7月、福島県など被災地でボランティアとして活動した福岡県中間市の獣医師、船津敏弘さん(57)はその姿と、悲嘆に暮れる飼い主の表情に胸が痛んだ。「自分たちが大災害に普段から備えておかなければペットは救えない」と痛感。VMATの必要性を仲間に説いて回った。

 県獣医師会は船津さんらの思いを受け止め、詳細な計画を策定。それによると、震度6弱以上の地震や2人以上が犠牲となるような災害時には獣医師会内に「対策本部」を設置。被災地に住む獣医師や市民から情報を集め、対策本部がVMATの隊員に出動を要請する。平時から県内6カ所の支部ごとに獣医師や動物看護師などのチームを配置し、要請に即応できる体制を整えておく。

  ※   ※

 災害現場で安全に活動するためには、専門的な知識も求められるため、VMAT隊員になるには複数回の養成研修を受けけてもらう。昨年11月から始まった研修では、消防署による人命救助の講習も盛り込まれている。研修を終了し、獣医師会の面接試験に合格すると、隊員として正式に登録される。現在約20人が研修を終えた段階だ。

 今後、被災現場から運ばれてきたペットの治療に当たる「協力動物病院」や「協力獣医師」の登録も進める。

   ※   ※

 15日、獣医師会は糸島市と原発事故を除く災害時の協定を結んだ。VMATの活動費は獣医師の負担だが、糸島市は状況によっては犬猫の保護施設を設け、運営を協力する。保護施設開所が1カ月以上となれば、えさ代などを負担するという。

 1人暮らしの世帯も増える中、家族の一員として人の心を癒やすペットたち。福岡県獣医師会の大倉雅彰専務理事は「災害時に人命を最優先するのは当然だが、ペットを置いて避難し、心の重荷に感じる人も多い。被災者の心理的ケアのためにも、ペットの救護活動にしっかり取り組んでいきたい」と話している。



 注)VMAT:Veterinary Medical Assistance Teamの略
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