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【終息しない被災動物レスキュー】緊急災害時動物救援本部評価委員会中間報告書


 緊急災害時動物救援本部(どうぶつ救援本部)評価委員会報告書-中間報告-が、平成25年3月29日付で公開されています。
 福島原発事故は収束していない、被災者は身の振り方がつかないでいる、除染作業は徒労のような繰り返しの悪循環で莫大なお金だけが消えていく、被災者が2年経っても先が見えない状態に放置されている中、被災動物救援も終息が見えない状態です。それで「中間」報告書の形になった。

 評価委員会委員メンバーは次の通りです。

 委員長 青木 人志 学識経験者    
     一橋大学大学院教授、法学博士
 委 員 沼田 一三 行政・震災経験者 
     兵庫県動物愛護センター所長 獣医師、阪神淡路大震災経験者
 委 員 上村 清隆 行政・震災経験者 
     新潟県湯沢町長、獣医師 新潟県中越大震災経験者
 委 員 杉本 恵子 災害ボランティア協力者 
     南小岩ペットクリニック医療サポートセンター院長、獣医師
 委 員 湯沢 和人 会計経験者
     元三井信託銀行支店長当 

 評価委員会は「今後の検討課題」の一つとして『「救護活動の終息(エンドポイント)の時期や方法そしてそれを決定する基準と根拠」に関する考え方の整理が必要』と指摘していますが、救護対象動物の範囲も整理される必要がある問題の一つです。

 平成25年3月28日に開催された「第37回中央環境審議会動物愛護部会で、緊急災害時動物救援本部のヒヤリングが実施されましたが、本部の佐々木氏は次のように報告しています。
 
 『 救護の対象とすべき動物の範囲、私どものホームページあるいはポスター等は、「家庭動物」というように明示したつもりなのですが、やはり、いろいろな希望がございました。畜産動物、特に牛、これをどうするか、あるいは野生動物、これも同じ動物じゃないかという御指摘もありました。特に身近な問題として非常に悩ましかったのは、野外繁殖した第2世代以降の猫の問題です。第2世代、第3世代の猫等があるわけです。それから、所有者の判明しない動物です。こういったことが問題点として上がってまいりました。』

 実際、二世代、三世代、世代はあっという間に延びていくわけですが、この猫の問題がエンドレスの状況にある。福島で不妊・去勢をやっている民間ボランティアもいますし、保護して譲渡推進も行われているのですが局所的で全体状況を変えるところまでいきません。見通しが立たない。考えを整理してエンドポイントを設ける事がやはり必要だろうと、私も思います。

 それと牛ですね、吉沢さんや松村さん、そして、ほぼ毎日通っていらっしゃるという「やまゆりファーム」の岡田さんが世話することで、何百頭の牛を飢えさせないで今日まで来ているわけですが、終息地点はいつになるのかという問題がある。全頭去勢を済ませて繁殖が止めば、亡くなる個体で頭数が減っていくという考えが一つあり、それでやってらっしゃるのですが、放れ牛の存在もあり仔牛の誕生は未だ終わっていない。
 松村さん達が被ばくしながら、このまま3年も5年もエンドレスにそこに居ていいのかと、私なんかは思うんですね。最後の1頭が自然死するまでという考えに、私は同意出来ない。そこに居る限り 松村さん達も牛たちも日々命を蝕まれる。

 除染に環境回復させる効力がないことは最初から専門家達によって指摘されていた。素朴な、ほとんど原始的なその場凌ぎの効力しかなく、除染効果は持続しない。そればかりか人知の及ばぬところで放射能は拡散し循環する。そこに希望は見いだせない。私たちが希望を求めるのは自主避難、集団移住に税金を投入する事だ。投入先を間違えているから被災者は希望を掴めないでいる。 

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画像は「ときぶーの時間 2013-05-31 恐ろしい連鎖。」から

『除染に期待し町に町民が戻って来ることを常に夢見て来た彼は、
この日(注:岩崎雅典監督の「福島 生きものの記録」上映の日)お寺の鐘を撃った。
これは松ちゃんが常に心配している事に繋がっている。
彼が言うように、今の除染では絶対にダメだ!絶対に人間が帰れないし住めないからだ。』

 集団移住や自主避難促進に施策を大転換すれば、牛達の移動許容範囲が拡大し、松村さん達は比較的線量の低い地域に生き延びた牛達を移動させる事が出来る。それは一つの具体的で現実的な着地点になる。
 しかし、政府がねぇ、聞かない。わてらの政府、狂ってまっせ!

吉沢正巳さんとガガちゃん(画像は「希望の牧場」)
238j1306gaga.jpg

「東日本大震災が動物に及ぼした影響に関する 国際シンポジウム」の一日目のテーマは被ばく動物です。

 8月24日(土)10時ー17時  福島原発事故が動物に及ぼした影響に関する調査報告
               講師 : 伊藤伸彦教授 研究チーム(北里大学)
        18時から 八重洲富士屋ホテル 櫻の間 で懇親会/Welcome Party
            (希望者のみ・費用別途:5000円 (飲食代含む))

 松村さんや吉沢さんに参加して頂きたいなぁ・・
 「動物との共生を考える連絡会」も、松村さんや吉沢さんを「来賓」で懇親会にご招待すればいいのにねぇ・・
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