守られているという小市民の幻想:①マフィア化する法曹界の現場


 ブルーグループ事件は、反社会的勢力の担当警部脅迫事件から、被告のヤメ検弁護士の犯人隠匿事件に発展し、更には反社会的勢力に内通する警察職員の存在が発覚するところまで来た。
 犯罪を取締る捜査当局や法の番人であるはずの弁護士が、反社会的勢力に金で取り込まれている実態が明らかになってきた。ここまで事実が表面化したのは、脅迫された相手が事件担当の警部だったからだろう。
 脅迫されたのが小市民だと事件化されないでしまう事も多いのである。

 元検事の弁護士城正憲容疑者は「弁護士は依頼者から頼まれたことは、どんなことであっても遂行しなくてはいけない」と供述したらしい。普通は断りそうなものだ。依頼人の違法行為に加担する義務は弁護士にはないし、弁護士のほうから辞任する権利もある。城容疑者は「金になる依頼人の頼みなら、何でも遂行する」と言いたかったのだろう。

 最初からここまで感覚が麻痺していたわけでもないだろうに、風俗店グループ「ブルーグループ」の実質的経営者、佐藤義徳被告との十数年間のつきあいが、徐々にこのヤメ検弁護士を表社会から裏社会へ反転させていったに違いない。反社会的勢力の犯罪を法律の力で守りながら、同時にそういう自分も法律によって守り抜く安心感を持っていたのではないか?脱法を狙うアウトローと、法律知識や技術を駆使し無罪判決を目的とする職業は、社会生活に内在する公益性やモラル等を取っ払ってしまえば、たやすく同化する性質を持つ。

 二本松の善弘寺を松村直登さんに紹介した中部大学の伊勢井教授は、善弘寺の正体を知るや、関係者一同に絶縁状を送付し雲隠れした。松村さんの協力者達の非難には一切答えず、だんまりを通し逃げ切った。
 小市民は逃げの一手が使えるが、警察や検察、弁護士という犯罪を対象とする職業は、反社会的勢力に近い場所にいる。そのことを私達小市民は普段、意識していないが、捜査当局も法曹界も、私達以上にアウトローの攻勢に晒されているものなのかもしれない。
  


03月28日
愛知県警警部脅迫:風俗店経営者が否認 名古屋地裁初公判
毎日新聞 2013年03月28日 13時44分

 暴力団捜査を担当する愛知県警の男性警部を電話で脅したとして脅迫罪などに問われた風俗店グループ「ブルーグループ」の実質的経営者、佐藤義徳(よしのり)被告(55)=名古屋市昭和区=の初公判が28日、名古屋地裁(後藤真知子裁判長)であった。佐藤被告は「脅迫はしていない。指示や共謀もない」と起訴内容を否認した。

 県警はブルーグループを指定暴力団山口組弘道会の資金源とみており、この脅迫事件は県警が一連の個人情報漏えい事件を摘発する発端となった。

 検察側は冒頭陳述で、佐藤被告が、同市名東区での自宅新築計画が周辺住民の反対運動などで頓挫したのは警部の妨害のためと考え、脅迫を計画したと指摘した。弁護側は「脅迫の実行者が特定できていない」などとして無罪を主張した。  起訴状によると、佐藤被告は氏名不詳の人物と共謀して10年7〜8月、長野県内の公衆電話などから計5回にわたり、警部の携帯電話や自宅に電話。「絶対にお前をつぶしてやる」などと脅したとされる。

 この事件では、グループの元幹部の男2人も逮捕されたが、名古屋地検は処分保留とした。検察側は冒頭陳述で、この2人が脅迫電話をかけた可能性があると指摘した。

 佐藤被告は他人名義の証券口座を開設したとされる詐欺罪にも問われており、詐欺罪については起訴内容を認めた。【稲垣衆史】



04月24日
愛知・警官脅迫:「忠告」や「接触」、警部出廷し証言−−名古屋地裁公判
毎日新聞 2013年04月24日 中部朝刊

 暴力団捜査を担当する愛知県警の警部を電話で脅したとして脅迫罪などに問われた風俗店グループの実質的経営者、佐藤義徳被告(55)の公判が23日、名古屋地裁(前田巌裁判長)であった。検察側証人として警部本人が出廷し、事件前月の2010年6月ごろ、元同僚から「佐藤被告からあなたの弱みを聞かれた。恨まれているから気を付けろ」と忠告されたことを明らかにした。

 警部は当時、佐藤被告の自宅建設を捜査しており、佐藤被告から携帯電話に電話があり「捜査されていることは知っている。あなたのほしい情報を持っている」と接触があったことも証言した。


 弁護側は「録音など客観的証拠がなく、警部に恨みを抱く捜査対象者は他にもいる」と一部無罪を主張した。

 起訴状によると、佐藤被告は氏名不詳の者と共謀して10年7〜8月、警部の自宅などに計5回電話し「お前をつぶしてやる」などと脅したとされる。



05月31日
愛知・警官脅迫:被告弁護士らを逮捕 犯人隠避容疑
毎日新聞 2013年05月31日 12時05分(最終更新 05月31日 13時59分)

 名古屋市を中心に展開する風俗店グループ「ブルーグループ」の実質的経営者、佐藤義徳被告(55)=脅迫罪で公判中=が愛知県警の警部を脅したとされる事件で、県警は31日、佐藤被告の依頼を受け、脅迫に関与した男に逃亡を指示したなどとして、同県弁護士会所属の弁護士で元検事の城(たち)正憲(65)=同県愛西市=とグループ元幹部の山口修(38)=名古屋市=の2容疑者を犯人隠避容疑で逮捕し、佐藤被告を同容疑で再逮捕した。

 県警によると、佐藤容疑者は「知りません」、城容疑者は「私に関係する部分について否認する」といずれも容疑を否認。山口容疑者は認めているという。

 また県警は同日、指示を受けて逃亡したグループ元幹部の青木公司(43)=名古屋市東区=ら2容疑者を、他人名義の携帯電話を譲り受けたなどとして携帯電話不正利用防止法違反の疑いで逮捕した。青木容疑者は調べに「話したくありません」と供述しているという。

 犯人隠避の容疑は、3人は青木容疑者の逮捕を免れようと共謀。2011年6月中旬ごろ、城容疑者が山口容疑者に脅迫に関与した青木容疑者を逃走させるよう指示。さらに7月初旬ごろ、城容疑者の指示に基づき、山口容疑者が青木容疑者に逃走資金数百万円を渡すなどした。さらに山口容疑者は8月中旬、京都市で青木容疑者に数百万円を渡したとされる。捜査関係者によると、当時、詐欺容疑で勾留中だった佐藤容疑者が、接見に訪れた城容疑者に指示を出していたとみられる。

 県警は同日早朝から、同市中区のホテルに滞在していた城容疑者に任意同行を求め、市内の警察署に車で移動。午前7時半ごろから事情を聴いていた。

 県警はブルーグループを指定暴力団山口組弘道会(本部・名古屋市)の資金源とみている。脅迫事件の冒頭陳述などによると、佐藤容疑者は同市名東区に予定していた自宅の新築計画が地域住民の反対で頓挫したのは、暴力団捜査を担当していた警部の妨害と推測。10年7〜8月に青木容疑者らと共謀し、匿名電話で「お前をつぶしてやる」などと警部を脅したとされる。

 城容疑者は1992年に検事から転身したいわゆる「ヤメ検」。県警は3月、名古屋市内にある城容疑者の事務所などを家宅捜索していた。



05月31日
愛知・警官脅迫:逃走資金渡すよう指示 逮捕の弁護士
毎日新聞 2013年05月31日 12時10分

 愛知県警警部への脅迫事件をめぐる犯人隠避容疑で31日に逮捕された弁護士の城(たち)正憲容疑者(65)が、佐藤義徳容疑者(55)が実質的に経営する風俗店グループ「ブルーグループ」元幹部の山口修容疑者(38)に対し、グループ幹部(当時)の青木公司容疑者(43)に逃走資金として手始めに300万円を渡すように指示していたことが、捜査関係者への取材で分かった。青木容疑者はその後、300万円を中部国際空港(同県常滑市)で受け取ったという。資金はその後も数回渡されて総額は千数百万円に上るとみられ、青木容疑者は1年5カ月にわたって身を隠していたという。

 県警捜査4課は、佐藤容疑者が逃走を指示して資金も拠出し、城容疑者は指示などを伝える重要な役割を果たしていたとみて調べている。

 捜査関係者によると、青木容疑者は警部に脅迫電話をかけた実行グループの一員とみられる。青木容疑者は城容疑者の指示を受け、2011年6月に沖縄へ逃走。半月後の7月初め、城容疑者が山口容疑者に「(青木容疑者に)300万円を渡しておいて。金がなくなりそうだったら、また渡してやって」などと指示。山口容疑者はグループの部下に命じて現金をすぐに用意させたという。これらの指示は、当時、詐欺容疑で勾留中だった佐藤容疑者と城容疑者が接見した際に伝えられたとみられる

 青木容疑者は山口容疑者から連絡を受けて中部国際空港に行き、この部下から空港駐車場に止めたレンタカー内で現金を受け取ったという。

 捜査4課は、佐藤容疑者が青木容疑者を逃走させたのは、警部脅迫事件の捜査を妨害するためだったとみて、佐藤容疑者や城容疑者らを追及する



05月31日
弁護士逮捕:「ブルーグループ」捜査の過程で容疑浮上
毎日新聞 2013年05月31日 12時56分

◇山口組弘道会の資金源
 指定暴力団山口組弘道会(本部・名古屋市)の資金源とされる風俗店グループ「ブルーグループ」への捜査は、長野県警の警察官や調査業者などが次々と逮捕された一連の個人情報漏えい事件、愛知県警警部に対する脅迫事件の立件を経て、弁護士による犯人隠避事件へと発展した。

 愛知県警は警部脅迫事件を巡り、捜査4課や組織犯罪対策課、捜査2課を中心に事件の全容解明に乗り出した。佐藤容疑者は、警部の個人情報を探偵業者を使って集めていたとされ、県警がまず手を付けたのがこの情報漏えいルートの解明だった。11年11月の司法書士らの逮捕を皮切りに、個人情報を漏らしていた携帯電話店従業員や地方公務員、個人情報を取得していた探偵業者らを贈収賄容疑などで摘発。逮捕者は計33人に上った。

 県警は情報漏えい事件の捜査で積み上がった証拠を元に今年1月、佐藤容疑者を脅迫容疑で逮捕。また事件を捜査する過程で、佐藤容疑者の顧問弁護士の城容疑者の犯人隠避容疑が浮かび上がった。

 城容疑者は愛知県愛西市出身。79年に検事に任官し、東京地検などで勤務した後、92年の名古屋地検を最後に弁護士へと転じた。96年発足の同地検特捜部が独自事件第1号として摘発した97年の北国銀行事件では、背任罪に問われた元頭取の主任弁護人を務め、05年に無罪判決を勝ち取るなど脚光を浴びた。

 97年には脱税事件で起訴された佐藤容疑者の弁護人を務めるなど、佐藤容疑者との関係を徐々に深めていったとみられる。




5.31
腕利きヤメ検、徐々に暴力団へ接近…
2013.5.31 14:55

 愛知県警幹部への脅迫事件で、容疑者の逃走を助けた疑いで逮捕された城(たち)正憲容疑者(65)は元検事のいわゆる「ヤメ検」弁護士で、経済事件で無罪判決を勝ち取ったこともある腕利きとして知られていた。関係者によると、城弁護士は愛知県出身。検事時代は東京、前橋、名古屋の各地検などに勤務。40代で転身した。

 1997年に北国銀行(金沢市)の頭取が背任容疑で逮捕、起訴された事件では主任弁護人を務め、無罪判決を勝ち取ると「すべて私どもの主張通り」と笑顔を見せた。大丸松坂屋、中部電力といった名古屋の名門企業で顧問を委嘱されるなどし、自宅がある同県愛西市の顧問も務める。

 風俗店グループ経営者で、県警は弘道会とのつながりが強いとみている佐藤義徳容疑者(55)とは十数年前に知り合い、佐藤容疑者が詐欺罪に問われた事件の公判では「被告とは友人です」と証言。「自ら暴力団に近い存在と宣言した」と周囲を驚かせた。



記事画像は「弁護士と戦う」から
2013/6/2 城正憲弁護士(愛知)犯人隠避・警察官威迫で逮捕、地元の報道
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06/05
弁護士の仕事は「依頼遂行」 犯人隠避容疑の元検事供述
2013/06/05 13:11 【共同通信】

 愛知県警警部への脅迫事件をめぐり、犯人隠避容疑で逮捕された元検事の弁護士城正憲容疑者(65)が、県警の調べに「弁護士は依頼者から頼まれたことは、どんなことであっても遂行しなくてはいけない」などと供述していることが5日、関係者への取材で分かった。

 城容疑者らは、暴力団捜査を担当する県警警部に脅迫電話をかけた疑いが持たれていた風俗店グループ元幹部青木公司容疑者(43)に逃亡資金などを渡したとして県警に5月31日に逮捕された。

 これまで「自分に関係する部分は否認します」と供述していた



06月29日
警部脅迫:主導の経営者、認める方針 保釈目的で
毎日新聞 2013年06月29日 03時00分(最終更新 06月29日 04時07分)

 愛知県警警部に対する脅迫事件を主導したとされる風俗店グループ「ブルー」の実質的経営者、佐藤義徳被告(55)=脅迫罪などで公判中=と弁護士らが、7月3日の名古屋地裁での公判で事件への関与を認める方向で最終検討していることが、関係者の話で分かった。公務員や携帯電話店員、警察官などが逮捕される一連の個人情報漏えい事件摘発の発端となった脅迫事件が、大きな転機を迎える可能性が出てきた。

 複数の関係者によると、佐藤被告は起訴内容を認めて保釈を求めたいなどの趣旨を弁護士に伝えたという。

 佐藤被告は今年1月に脅迫容疑で逮捕された後、一貫して関与を否定。3月の初公判でも「脅迫はしていない。指示や共謀もない」と全面否認した。

 だが今月に入り、脅迫電話の実行役とされる風俗店グループ元幹部の青木公司被告(43)が脅迫罪で起訴され、青木被告を逃亡させたとして犯人隠避容疑で逮捕された別のグループ元幹部の男(38)が容疑を認めるなど、佐藤被告を取り巻く状況が変化している。

 佐藤被告は今月21日、青木被告の逃走を指示したとして犯人隠避罪で追起訴された。7月3日の公判では同罪の起訴内容の認否が予定されており、佐藤被告側は脅迫罪だけでなく、犯人隠避罪についても認める方向で検討しているという。

 起訴状などによると、佐藤被告は名古屋市内での自宅新築計画が住民の反対運動で進まないことを、同グループが山口組弘道会の資金源とみて捜査していた県警組織犯罪対策課の警部の妨害と邪推。青木被告らに指示して2010年7〜8月、警部の自宅や携帯電話に「娘がどうなっても知らないぞ」などと5回にわたり、脅迫電話をかけさせたとされる。



6月30日
<愛知県警>「内通者」に揺れる 山口組系に漏えいか
毎日新聞 6月30日(日)

 愛知県警が揺れている。暴力団捜査を担当していた警部を電話で脅したとして脅迫罪などに問われた男の公判で、「県警に内通者がいた」との証言が相次いでいるからだ。男は、指定暴力団山口組のトップ2人の出身母体である弘道会(本部・名古屋市)と密接な関係にあったとされ、日本最大の暴力団に捜査情報が漏れていた可能性が出ている。

「警察に内通者がいると確信した」。4月23日、脅迫の被害者とされた警部は名古屋地裁の証言台で断言した。名古屋市を中心に展開する風俗店グループ「ブルー」を率いる佐藤義徳被告(55)の公判でのことだった。

 起訴状などによると、佐藤被告は、自宅新築計画が住民反対運動で進まないのは県警組織犯罪対策課にいた警部の妨害だと邪推し、2010年7~8月、警部の自宅や携帯電話に「娘がどうなっても知らないぞ」などと5回にわたり、部下を使って脅迫電話をかけたとされる。警部は、ブルーを弘道会の資金源とみて捜査していた。

 警部の証言によると、電話を掛けてきた男は捜査班の名称を挙げ、「10日くらい前(家族を守るための)保護願を(県警に)出したでしょ」などと、県警幹部ら数人しか知らない情報を語った。「警察の動きは全て分かっているぞ、という脅しだと理解した」と警部は振り返った。

 5月28日には、元県警捜査員(10年退職)が検察側証人として出廷。風俗店への摘発情報を佐藤被告に教える代わりに、現金などを受け取るようになったことを認めた。ただ警部によると、脅迫があった当時、元捜査員は捜査情報を知る立場ではなかったという。

 「『警察の人もお金で買える。一番ランクの上の人で2000万円で買った』と(佐藤被告が)言っていた」と、佐藤被告と交際していた女性も同日の法廷で証言。複数の警察官が買収されていた可能性が浮上している

 県警は10年に「弘道会集中取締総合対策本部」を設置し、同会ナンバー2など有力幹部を次々に逮捕、資金源とみられる企業を積極的に摘発してきた。県警幹部は「現役警察官の中に内通者がいる証拠が得られれば、捜査に乗り出す」と語気を強める。

 愛知県弁護士会で民暴委員会委員長を務める渡辺一平弁護士は「一部の警察官による癒着が、暴力団排除の機運をそぐことになりかねない。徹底的にウミを出し切ることが必要だ」と指摘する。



 ブルーグループ事件は身内が脅迫されたことから、警察は反社会的勢力に取り込まれた弁護士や警察官の犯罪も捜査したけれど、捜査しないことも多いらしい。

 検察は岡山の福川律美元弁護士の巨額横領事件を福川被告個人の犯罪として立件し、背後の反社会的勢力のしがらみは捜査しなかったらしい。福川被告が望まなかったのかもしれない。反社会的勢力の手玉にとられ破滅していった森田弁護士の自殺も自殺として処理してしまうんだろうか?



 巨額詐欺集団と密接弁護士 自殺の背後に深い闇
週刊朝日 2013年6月14日号

 ある一人の弁護士の自殺が波紋を呼んでいる。森田哲治氏(54)。彼の死が注目される理由――それは、彼が多くの反社会的集団とかかわっていたからだ。自殺が発覚したのは、5月11日のことだった。

「午後2時30分ごろ、首をつった状態で発見されたようです。森田氏は今年の1月末に自己破産しており、弁護士資格も失効していた。妻とも離婚しており、金銭的、精神的に追い詰められていたのでしょう」(森田氏と親しかった弁護士)

 森田氏は1988年に一橋大法学部を卒業し、翌年、司法試験に合格。数年後に独立し、事務所を開設した。森田氏の知人が語る。

「2004年ごろから徐々に、依頼者からの預かり金を着服、流用するようになった。預かり金を使い込み、債務整理や破産事件が何十件も滞留していた」

 10年ごろには、約30万円の事務所家賃の捻出にも困り、周囲に悩みを相談する中で、森田氏は“悪魔のささやき”に耳を傾けてしまう。

「仕事関係者に紹介されたのが、昨年12月に巨額詐欺事件で逮捕、起訴された大山多賀男被告だった。大山被告は森田氏に『事務所の家賃はすべて払う。その代わり、広い事務所に引っ越して一角を使わせてくれ』との要求を出したようだ。森田氏はその話に飛びついた」(前出の弁護士)

 こうして、森田氏は新宿区の豪華な事務所に移った。前出の弁護士によると、約120万円もの家賃を大山被告に肩代わりしてもらっていたという。事務所内にはパーティションが置かれ、森田氏の隣で「大山グループ」が詐欺行為を行うという異常な状態だったようだ。しかも、弁護士事務所側から「大山側」へは鍵がかかり入れないのに、「大山側」からは自由に出入りができる設計だったという。

 大山被告は振り込め詐欺グループなどを牛耳る「黒幕」で、このグループは高齢者ら数百人から約30億円を詐取した容疑で、大阪府警など9府県警の合同捜査本部に逮捕されたのだ。また、昨年9月に六本木クラブ襲撃事件などを起こした「関東連合」とのかかわりも指摘されている。

「関東連合OBは過去に振り込め詐欺でも逮捕されている。OBの中には大山被告と行動を共にした人物もいるようだ」(社会部記者)

 だが、捜査の手が及び、大山被告は12年2月ごろに海外へ逃亡。“金主”を失った森田氏は、再び怪しい案件に手を出すようになる。昨春からは、詐欺的な商法で集団訴訟を起こされている投資会社「スピーシー」と深くかかわり、被害者対応や訴訟の代理人弁護士を務めるなどしていた。法廷で相対したことのある弁護士の一人が語る。

「5年ほど前から、未公開株、社債、匿名組合契約などのサギ商法がらみの企業の弁護をしていたが、通常の弁護活動以上に深入りしている印象だった。ただ、反社会的組織に悪知恵をつけたり、利用したりするタイプにも見えない。むしろ気が弱そうで、反社につけ込まれていたような気もする」

 関係者によると、森田氏は今年1月から「おれは殺される」などおびえた様子だったという。自殺の背後にある闇は、深い。




 職業別犯罪発生率は、ヤクザを除けば弁護士はダントツTOP。
 経済的困窮が原因で横領したり、反社会的勢力に絡み取られていったりする。
 法律家も無知無学無教養な社会的弱者も変わらない。
 してみると法律知識に人を救う力はないのかもしれない・・!
 法曹界の台所事情が苦しくなっている現状は、社会にとって危険なことだ。

 刑事弁護を勤めたのが縁(?)で、金を借りた暴力団員から懲戒請求された弁護士がいる。
 荒井鐘司弁護士(東京二弁)暴力団員に借金の弁護士、返さず懲戒請求受ける

 話の粗筋だけ見ると、弁護士はヤクザに1200万円借り、同時にヤクザの債務計8500万円の連帯保証人になっていた。損な取引のように見えますが?貸した金を返済しないと、ヤクザが弁護士会に懲戒請求を出し、弁護士は処分された。
 この話、これで終わらない気がする・・、この弁護士さんの人生が悲惨なことにならぬよう祈るのみ。

 反社会的勢力から一番距離が遠いのは、社会規範から大きく逸脱することなく生活している普通の市民である。 私達は普段”変な人”とは係わりを持たず、おかしな話には乗らない。
 
 私が見え隠れする反社会的勢力の存在に目がいったのは、動物愛護の市民活動に参画してからだ。
 大体、市民活動なんか始めると、一気に社会の底に向けて視線が広がる。
 愛護ビジネス問題で悩まさせられたのは、善悪の判断もつき、モラルもある普通の市民が、限りなくグレーな社会の周縁者達と交錯している現象だった。

 愛護特有の現象と、一昔前は思い込んでいた。
 そうじゃないらしいと、最近、よくよく認識されてきた。
 法曹界の現場でこれだけのことが起きているのなら、愛護の現場が蹂躙されるのはチョロいものかもしれない・・
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