【消費者運動】頭数の論理と企業の責任ーフカヒレ騒動ー


 安直なネット署名活動がお盛んです。「change.org」というサイトがあって、個人でも団体でも、誰でも何でも、署名の呼び掛けが出来る。

 フカヒレ騒動は「Tanaka Ellie」という個人の発信によるものですが、発信内容は何点か疑わしいものがあります。この方、きちんと詳細に事実関係を調べたのでしょうか?非常に雑にバッシング・ネタに飛びついた印象が拭えない。

 『フカヒレスープの需要により殺害されるサメの数はなんと年間約1億匹。このままでは20年以内にすべてのサメが海から姿を消してしまう可能性があるとも言われています。同社の利用するヨシキリザメについても国際自然保護連合(IUCN)により「準絶滅危惧種」として登録されています。』と言い切っていますが、その根拠も出典も記載されていない。内容がなく、危機感だけをふわっと投げかけている。
 私は、こういう雑な署名活動には参加しません。付和雷同的な署名活動が盛んになると、署名活動の価値そのものが低下しますね。頭数の嫌がらせ、暴力にも発展しかねない。一種の扇動。

 私はフカヒレだけ切取り、本体を生きたまま海中投機する漁の仕方には反対です。酷い。
 しかし気仙沼は本体丸ごと水揚げし、利用しつくしてきた。日本の誇るべき伝統的なお家芸です。余すとこなく使い切る。
 また混獲も漁業現場では避けられない事であり、意図せぬ結果の混獲は非難するような事ではない。発信者は海ごと総ざらえ式の大規模漁獲と混同してるんじゃないですかね?用語の意味把握が雑すぎる。

 企業がこういう雑なゲリラ攻撃にどう対応するかは今日的な課題です。
 企業の譲歩、必ずしも正義にあらず。 

 参照:国際的なサメ保護運動の行方




フカヒレ騒動にみる「無印良品への愛憎」とブランドの責任
エコノミックニュース 7月15日(月)17時49分配信

 “「ごはんにかける ふかひれスープ」の販売中止を求めるご意見について”。無印良品を展開する良品計画 <7453> は6月7日、このように題した文章を公式サイトに掲載した。

 それによると今年の3月頃から、一部の動物保護団体が同製品の販売中止を求めるキャンペーンを展開していた。同団体の主張は「フカヒレスープの需要により殺害されるサメの数は何と年間約1億匹」「同社の利用するヨシキリザメは国際自然保護連合(IUCN)により準絶滅危惧種に指定」。販売中止を求め、これまでに全国で6万名を超える署名が集まった。

 良品計画は公式サイト上で、明確な根拠を示して反論。同社の使用するサメは7割が宮城県気仙沼港のほか、日本国内産であり、残り3割弱がスペイン産だという。またふかひれの入手方法は、一部の地域で行われているような残虐な方法ではないことも明示。さらにヨシキリザメも「日本の法令によっても何ら漁獲規制のない」ことが確認済みだという。

 実は同社は、3年前にも少し違った形ではあるが消費者運動の影響を受けたことがある。2010年4月に発表したイスラエルへの出店計画が、多くの消費者からの反対により白紙撤回されたのだ。
 
 「STOP無印情報センター」によると、2010年4月に同社がイスラエルへの出店計画を発表して以来、植民地経済によって支えられたパレスチナへの出店は中止されるべきであるとの運動が広がった。店頭での抗議活動などにも波及し、同年12月、ついに良品計画は計画を撤回することになった。

 「地球と生きる5原則」をうたうエコフレンドリー企業の良品計画だからこそ、動物保護団体や市民運動家たちの期待も大きかったのかもしれない。いわば無印ブランドへの愛憎が、このような運動へ結びついた可能性もある。

 とはいえ当時、同社が公式サイトで発表した出店中止に関するコメントは「経済的な理由」の一言。消費者の意見については「決定・判断に対する直接的なつながりはないが、大変勉強になった」との言及にとどまった。「ふかひれスープ」とイスラエル。「無印良品」の社会的責任とは一体、何を意味するのだろうか。


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