キムリッカ「Zoopolis: A Political Theory of Animal Rights」


 【メールへの回答】:従来の「動物の権利理論」(「種差別」も含め)の行き詰まりについては、大方の見方が一致しているのではないでしょうか?私は数冊読んだ程度で詳しく調べていないので、私見というほどのものはありません。現場の猫おばさんが私の立場です(今は引退)。身近な具体的なところからあれこれ考えたり、調べたり、本を読んだりというだけで、それ以上のことはしません。

 ただ、従来の論がどのような形で一般大衆に浸透し、動物の権利の活動家(を自称する人達)の具体的な活動に反映されているかを見ると、単なる自己主張や攻撃に終始する事も多いように思います。とりわけ、日本のように市民活動が微力、きわめて脆弱な基盤しか持たない場合、運動自体が市民社会に立位置を持てないで、社会の周縁部に押し出され、こそこそと動いてる印象はあります。
 動物の権利論のフレームで具体的な行政施策を構築し、進めていくのは無理がありますね。

 このブログも「ブログ村ランキング」に登録しています。ある時、村長さんの方で「アニマルライツ・カテゴリー」を指定してこられ、鳥の広場もそこに入っています。で、先ほど、上位ランキングのブログを覗いてみましたが、いずれも論というほどの論は見られません。

 今、研究者の方達はキムリッカを読んでいらっしゃるようです。
 Sue Donaldson との共著で2011年に上梓された「Zoopolis: A Political Theory of Animal Rights」は未だ翻訳が出ていませんが、そのうち出るのではないですか?
 (大学図書館には原書が既に所蔵されていると思います。)
 キムリッカの論理が行き詰まった現状を打破する前進力になるかどうかは未だ分かりません。

 キムリッカは、多文化社会のシチズンシップの研究で世界的に有名な学者のようです。著作は複数、翻訳されているので、そちらを読んでみるのも参考になると思います。
 アマゾンで、Zoopolisのコンテンツが一部紹介されているので、ご覧になってみて下さい。

参照動画:
 ・2013年4月25日「Will Kymlicka, "Animal Rights, Multiculturalism, and The Left"
  質疑応答「Will Kymlicka Part 2, "Animal Rights, Multiculturalism, and The Left"
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