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【佐村河内守事件 2】なぜ、詐欺師の虚像にひっかかるのか?

 「聴覚を失った現代のベートーベン」佐村河内守 なぜテレビはダマされたのか?

 水島宏明氏の上記論評を読むと、テレビ制作現場が詐欺師の作り話に騙されるのは不可避的に思える。
 報道制作者はいつでもおニューなネタを追掛けていて、その色気が(職業上、避けられない)ひっかかりやすい下地を作る。一般視聴者は『「ちょっと感動できる”いい話”」が大好き』だし、詐欺師もそれにあわせて話を作る。視点が最初から決まっていて、受ける話になりそうならば、料理(制作)は簡単である。持ち込まれる企画も受け取りやすい。
 新しい視点や、使い慣れたパターンにおさまらない話は、テレビ制作者と限らず、警察さえも受けるのを躊躇うものなのだ。

 私もNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家」を疑わずに見た一人だ。疑問は持たなかったが、感動もしなかった。音楽通ではないが、番組で流れる佐村河内作曲とされる曲に反応しなかったのが一つ。その時、この曲好きだ!と思えば、また違ったかもしれない。それと佐村河内氏にも反応しなかった。その時は何も考えなかったけれど、今思えば、佐村河内氏は人を惹きつけるには「役不足」だった。そういう意味では、動画はやはり裏切らないのだと思う。
 詐欺師は作り話は設定出来ても、人間性を伝えることは出来ない。

 論者の水島さんという方はドキュメンタリー制作現場のご出身らしく、テレビ業界の構造的な落とし穴も指摘している。「フリーディレクター」(番組に企画を持ち込み、1本いくらで番組を制作して稼ぐ仕事)の介在だ。これはモノになると何年も取材を続け、作品を完成させれば、今度はそれを売らねばならない。メシのタネであるから熱心である。
障害2級の手帳も揃えているし、企画を持ち込まれた番組側が、通り一遍の確認で見抜くのは難しかったろう。

 動物愛護の世界では、「本人の嘘」が甚だしい。
 動物対象なら『ちょっと感動できる”いい話”』はありふれた話だし、人間社会の種差別が動物達に加える構造的な残酷さもありふれている。しかし、命を救い、社会に抗議する愛護の人達は、全員が良い人なのか?その人達自身はどういう人間なのだろう?どういう経歴の人間なのだろう?
 愛護の口上の蔭に隠れるその人の人間を見なくてはいけない。
 そうすれば、嘘が見えてくる、どこを調べればいいかも見えてくる。

 水島氏は末尾で
 『むしろ、NHKは今回の事態を逆手にとって「なぜ私たちはダマされたのか」をテーマにしたNHKスペシャルをぜひ制作してほしい。
 これが検証番組、訂正番組になりうるし、そもそもこの種の「いい話」に弱いマスコミ全体、あるいは日本人全体に警鐘を鳴らす番組になるだろう。』と呼び掛けていて、これには全く同感であるし、NHKさん、是非、制作して下さい!材料はそこら中にころがっていて、社会もマスメディアが取り上げる事を待ち望んでいるのである!
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Re: No title

 中川という自称戦場カメラマンですね、学歴も詐称していましたよね(笑い)。
 まだ騙されたままの猫おばさん達がいるんですかー?
 婚活サイトを利用して、付き合う女性を言いくるめ、猫預かりボランティアに仕立て上げているとかで、中川の件は被害の訴えや、追及している人達がいます。私は関わっていませんが。

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