【動物園管理】キリンのマリウスー近親交配回避の個体の間引きー

 デンマークのコペンハーゲン動物園(Copenhagen Zoo)で、2014年2月9日、健康体のキリンのマリウス(2歳の♂)が、安楽死措置の後、ライオンの餌になった。

 欧州動物園水族館協会(European Association of Zoos and Aquaria、EAZA)は展示動物の近親交配を避けるため、細かい規定を定めている。今回の致死処分は規定に基づき、マリウスの致死処分を決定したものである。EAZA加入(300余り)の動物園では、キリンの遺伝子プールの多様性は既に失われており、マリウスは行き場が無かった。「The Voice of Russia」によれば、 スウェーデンや英国の動物園から引き取りの申し出があったというのだが、動物園名は明らかにされていないし、欧州動物園水族館協会はコペンハーゲン動物園の対応を支持する声明を出している。
 マリウスは麻酔をかけられた後、銃殺された。

 2014.02.10 CNNによれば、

 『殺処分した理由について同動物園のバンク・ホルスト氏は、「キリンは国際的な繁殖計画の一環として飼育している。同計画の目的は、安定した健全な群れの維持にある」と説明。去勢などの選択肢はなかったのかという質問に対しては、「去勢すれば、遺伝子的にもっと価値の高いキリンのためのスペースが取られてしまう」と語った。

 解体の様子を一般公開したことについては、「われわれには観客を啓発する役割もある。キリンがどんな姿をしているか見てもらう良い機会でもあった」と話している。

 同動物園が加盟する欧州動物園水族館協会には、キリンの同系交配防止を定めた規定がある。同協会も9日、コペンハーゲンの動物園の対応を支持すると表明した。

 同動物園では同じ目的で、年間20~30頭のヤギやアンテロープなどを処分しているという。』


kirin1.jpg 


 無論、一部の人達は抗議した!
 助命嘆願には、2万7000筆が集まった。 
 おまけのように、脅迫電話まであった!

 『コペンハーゲン動物園のバンク・ホルスト氏は、動物園の職員、またホルスト氏自身や家族に対する脅迫を受けたことを明らかにした。深夜に受けた電話では、ホルスト氏とその家族は「死に値する」と脅迫されたという。(The Voice of Russia 11.02.2014


 動物園の種の保存やら「国際的な繁殖計画」には、プロジェクト自体に疑問がないわけではありません。
 しかし動物園の社会的存続に関わる議論になるので、その点の議論は捗らない一方で、プロジェクトは進化し続けています。
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