世界で初めて入れ歯を入れたロバ:上野動物園「一文字号」

歯科塾さん「世界で初めて入れ歯を入れたロバ」を転載。

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 『論語』に、生命が終わることを意味する「没歯(ぼっし)」という言葉が出てきますが、自然界で歯を失うことが、死に直結することを端的に表現している言葉といえます。

 上野動物園で人気を博していたロバの一文字号は、世界で初めて入れ歯を入れたロバとして有名です。

 ある日、一文字号は、歯が悪かったために、食べ物を喉に詰まらせ、九死に一生を得ます。
 当時の動物園の方々は、一文字号を救いたい一心で、東京中の歯科医師や歯科大学にロバの入れ歯をつくってくれる方を探し求めましたが、実際の作業は難航したといいます。

 ここで名乗りを上げたのが、後に昭和天皇の御殿医もされた名医で、東京医科歯科大学に勤務していた故石上健次先生。ロバの印象採得に始まり、人工歯の製作、咬合調整には大変な労力を要したといいます。
 そして、実際に完成した入れ歯を装着したところ、草を食べ始め、大いに健康を取り戻したといいます。

 エピソードから、一文字号を何としても救いたいという飼育員の想いと、石上先生の歯科医師としての熱意が伝わってきます。



 とても有名な話らしく、検索すると記事も画像もたくさんヒットしてきます。
 ・ドクター岡崎のおもしろ歯学 > No.11. 入れ歯を入れたロバの話

 それによると、一文字号は1935年北京郊外で生まれ、日本軍の物資輸送に活躍した後、1941年から上野動物園で観覧馬車をひき、人気者になった。1962年、27歳の一文字号はポップコーンを喉に詰まらせ死にそうになる。
 加齢による歯の喪失で草を食めなくなっていたらしい。飼育員さん達は入れ歯を作って貰おうと、大変熱心に歯科大学を訪ね歩いた。不可能と思われたロバの入れ歯。熱意に応えたのが、当時東京医科歯科大学に勤務していた故石上健次氏。後に昭和天皇の御殿医も歴任される名医だった。

 苦心の末完成した入れ歯を装着すると、一文字号は直ぐに草をはみ、長生きするかと思われたが、3年後に柵を飛び越えようとして転倒、腸捻転を併発し他界した。 壮年期は仕事をばりばりこなし、老後は周囲に愛された一文字号の一生は、良いロバ人生だったと言えるだろう。おまけに、歯科学にその名を刻み、忘れられる事のないロバとなった。
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